独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

The President

上映日:2015年12月12日

製作国:
  • グルジア
  • フランス
  • イギリス
  • ドイツ
  • / 上映時間:105分
    監督
    モフセン・マフマルバフ
    あらすじ
    独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。彼は、多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚きの光景とは・・・。絶望が希望か。自らの過去の罪に追われる独裁者と孫の衝撃的な結末とはー。

    「独裁者と小さな孫」に投稿された感想・評価

    踊る猫
    4.4
    「とある国」が舞台となっている。つまり世界の何処にある国なのかハッキリしない。そういう抽象的な設定だからかこの話はリアリティがない。良い意味で言えば寓話的で、つまり私たちにも当てはまり得る教訓を引き出せる話なのだけれど、悪く言えば話にあまりにも現実味がないせいでこの話から「切実な」革命の悲惨さを読み取れるかという説得力に欠けるきらいがある。そのあたりをもちろん監督も見越した上で作った映画なのだろうが、賛否が割れる作品ではあろう。マリアとの「孫」との華やかなダンスシーンやレジスタンスの悲壮さ、内戦で苦しむ難民の壮絶さも前述した「寓話的」な話であるからなのかやはり「教訓」として「独裁政権への反抗も新たなる『強権的な悪』を生み出し得る」という結論に堕してしまい、でもそう簡単に読み取っても良いものなのか考え込んでしまう。なにを読み取るか、なかなか単純そうで豊富なテーマが盛り込まれていることからこの点数に。
    山桃
    -
    架空の国感がとてもよい。どこかにありそうな、でもどこと特定できない雰囲気。
    yukimi
    2.7
    独裁者っぷりは、電気の点けたり消したりで表現されてるのかな‥国民の怒りが伝わりきらず、孫の可愛さっぷりで、逃げ切って欲しいと願ってしまう‥
    nmo
    3.3
    テンポ遅いけどホッコリ

    このレビューはネタバレを含みます

    きっと色々と感じるものがあったんだろうな。だから孫が吊るされようとしていても止めることが出来なかった。孫がかわいかった
    chlo
    4.0
    牛小屋のギターでのダンスと
    マリアとのダンス
    交互に出る映像が悲しさを増す。

    ただたんに可哀想と思ってはいけない物語だと思うが
    こんなかわいい男の子だと
    こんな独裁者の孫で可哀想だと思ってしまう。

    見苦しいところも多々あるが
    独裁政権だけの話ではなく
    ちゃんと人間の心も描いてる。

    孫の涙につられて泣いてしまう。
    最後の終わり方がとても良かった。
    仁
    3.0
    ラストがどうなったのかはハッキリとは描かれていませんが、考えさせられるものがありました。身から出た錆、復讐、自分ならどうするか。

    このレビューはネタバレを含みます

    ある独裁政権国家でクーデターが起こり、年老いた独裁者が小さな孫を連れて逃亡することに。
    もうこういう映画で子役の可愛さについて律儀に言及するのはやめよう。可愛いに決まってるんだもの。

    独裁者として多くの人を無実の罪で殺してきた彼は、国民から恨まれて憎まれて変装しての逃亡を余儀なくされる
    側近にも裏切られ国外逃亡もできない。独裁者が常に抱えている恐怖が実現してしまった日。うぅ、怖いよね辛いよね。でも身から出た錆。
    孫と一緒の逃亡生活の中で、国民の貧しい暮らし、自分がいかに国民から嫌われ憎まれているかを目の当たりにして、もちろん己の所業を振り返るわけだけど。でもその独裁政権を起こした革命軍だって、花嫁をレイプしたり極悪最低極まりないヤツなわけでもうどっちにころんでも悲惨なわけ。もうこんなの、知ってる。人間はいつになったら世界中みんなが歴史から学んだ反省をいかせるようになるんだろうか。
    海辺で彼らが捕まったとき、誰かが「私は目の前で子どもをこの男に殺されたから、こいつを殺す前に目の前で孫を殺せ」(うろ覚え)とか何とか。人の憎しみの恐ろしさたるや。でも「憎しみの連鎖を終わらせるのは憎しみではない」ほんとそれ。それな。
    Qoo
    3.5

    このレビューはネタバレを含みます

    2014年公開のグルジア・イギリス・フランス・ドイツの合作。崩壊した独裁政権、孫を連れて逃げる大統領のロードムービー。
    ラスト、海辺で民衆に囲まれるが、道中知り合った二人の救いの手が入る。
    「子供に罪はない」
    「負の連鎖を止めなければ!」
    結局、大統領と孫はどうなったのだろう。歌の終わった後、波の音が響いて終わり…。
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