仁義なき戦いの作品情報・感想・評価

仁義なき戦い1973年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

4.0

「仁義なき戦い」に投稿された感想・評価

NO4

NO4の感想・評価

4.0
見逃していた名作をしっかり観なきゃと自分に言い聞かせ、挑んだ作品。
とにかくエネルギッシュ。任侠ものというより青春映画。終盤、菅原文太と松方弘樹が語り合うシーンが何とも切なくて。
とにかくシリーズ制覇しなきゃね。
ナレーション、タイトルデザイン、カメラワークなどカッコいい映画。それぞれの思惑が入り混じり、裏切りの連続。次々と死んでいき、誰が生き残るのかさえ全く予想がつかない。一応、主人公は決まっているが、客観的に描かれている。また、人が死ぬ時には、お決まりの音楽が流れるが、あれが緊張感を失わせ、お涙頂戴ではなくなる。一人一人の死を同じように描くドキュメンタリータッチな仕上がりに成功している。
ストーリー★★★★☆
映像★★★★☆
編集★★★☆☆
演技力★★☆☆☆
音楽★★★☆
胸焼けするぐらいくどい映画だけど、
バンバン人が死んだり、
オーバーなバイオレンス描写、
パンチラインの連続のセリフ、
菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫、田中邦衛などなどの往年の名俳優の演技や表情、
それぞれのキャラクターのキャラの立ち具合
などなどかっこよさや魅力に溢れている映画だった。

特にキャラクターに関しては、主人公は菅原文太演じる広能昌三だが、主人公中心にストーリーが進んでいくのではなく、ストーリーがありそこに関連した人物がそれぞれ映し出されるような群集劇的な感じなので、”推しメン”と言えるキャラが出てくるぐらいそれぞれのキャラクターに色がある。

ただ登場人物が多く、それぞれ所属する組織や、組織間の関係などがグチャグチャになって、今殺されたの誰だ!?とか、行動の意図とかが一回観ただけではわかりにくかった。
よくわからなかったと思ったら、観終わった後、特典の相関図やウィキペディアで内容をおさらいすることをオススメする。

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザな世界。
初っ端から終戦直後の喧騒、人々や空気感の圧が凄い。大人数のぶつかり合い。当時の空気。暴力にまみれて人を信用できない世界。
ノンフィクションのだからなのかとてもリアルに感じた。

バラエティでもよく使われる仁義なき戦いのテーマが流れるたびにおお、やってくれたな!てなる。

菅原文太さんの人間味が凄い。情に熱い目をしている。
金というのはいつの時代も問題になる。それがリアルに暴力に繋がる。

「狙われるやつより狙うやつの方が強い」菅原文太さんの言葉。
考え方が守りに入ったやつは死ぬだけ。それがそのまま現れる世界。

誰が裏切るか裏切られるか殺すか殺されるか、親分子分という疑似家族は常に崩壊の危機を孕んでいる。それが表でも裏でも。

一度言葉にしたことは守らなければならない。それをしないと信用を失っていくだけ。

信用を失う=死。だけれどもいざという時には自分自信が試合に出なければならない。

信用を得続ける言動一致をしつつ、切り替える時は一気に行く。なるほど。これが世の真理かもしれない。

人を信じるからこそ自分を信用してもらえる、しかしそれとは関係なく生き残るものは生き残る。だったら信用なんてされなくていいじゃないかとなるかもしれないが僕はその生き方はなんかしたくない。人に与えてあげられる人間がより多くの人から与えられる人間になる。そんな社会の方が僕は好きだな。
全員悪人 それだけに切ない
そして、どうも腹立たしい奴らが多い
黒木

黒木の感想・評価

4.3
「実録モノ」の嚆矢となった作品
ナレーション、音楽、カメラワーク等々、現代の作品にも通じる「実録風」と称されるテクニックの原点がここにある

まあそういった映像表現だけでなく、実際にヤクザだった人の手記がベースになっており、実在の人との対比も可能

かつて新宿・歌舞伎町のど真ん中にでっかい車で乗り付けた業界の人を観たことがあるが(大阪ナンバーだったと記憶。そもそも歌舞伎町の通りに車乗り入れようとは思わない)、まあその迫力たるや「本物はすげえなあ」と強い印象をもった

ここに登場する菅原文太以下の俳優陣も、この「迫力」を十分に発揮している
こういった「怖い」人々に加え、金子信雄のコメディリリーフ的な味わい、女性陣の色っぽさ、広島弁ならではの迫力、Vシネとはまた一味も二味も違う「ヤクザ映画」を堪能できる

実録だけに、その業界の人からの圧力もかなりあったという
この作品のwiki、当時の東映社長・岡田茂のwiki、脚本家・笠原和夫のwikiなどを読むと、さらにこの作品の味わいが増す

シリーズ全作がいいが、1作目から見たほうがより概略はつかみやすい

それまでの鶴田浩二、高倉健らの演じた「様式美」を廃したという点でも画期的な作品の原点である

このシリーズと「蒲田行進曲」を作った深作欣二という監督は偉大なエンターティナーだと思う
ヤクザ映画の王道

射殺シーンに必ずテーマ曲が流れるのがなんかジワる
hepcat

hepcatの感想・評価

-
シンプルでいいんだ
世の中のこともっとシンプルでいいんだ
と文太さんが教えてくれた気がする

戦後の広島での自衛団的なのからヤクザになったわけだけど、汚い奴が多い
初めての実録だったから、こうなって欲しいのにってのがない

鶴田浩二みたいな男はいない!!

ただいいキャラが死んじゃうのすげぇ残念だ
shiho

shihoの感想・評価

4.8
文ちゃん演じる広能昌三がぶち渋。
菅原文太さん、こんなカッコよかったなんてッ!!というのが女目線の感想です。

トップメニューにある抗争関係図見ました?書いてあることがいちいち面白い。
ちょーネタバレしてて
誰に殺されただの裏切られただの、
観終わった後にもうひと笑いできるw

この抗争図を観たことある方なら分かると思うんですが、
ずーーーーーーっとテーマ曲流れてます。ずーっと。
だから、観てる時間が長ければ長いほど
も〜一生分テーマ曲を聴いたわ、って気分になります。
それも、観てる画面変えるたびにいちから流れるから大変w
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