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サーカスのtottsunのレビュー・感想・評価

サーカス(1928年製作の映画)
3.8
「サーカス」🎬98
巡業サーカスを見ていた放浪者(チャップリン)は、泥棒として警察に追われ巡業中のサーカスのテント小屋に逃げ込んたことがきっかけで、大道具係としてサーカスに入団。愉快なキャラクターでたちまち売れっ子になる。
彼は団長の娘(マーナ・ケネディ)に恋をするが、彼女は新しく入団した綱渡り師(ハリー・クロッカー)に夢中。
「フォーエバー・チャップリン」ことチャップリンの映画祭にて鑑賞。
元々ラインナップが発表された時特段見る予定では無かったけど、ちょっと評価が高いのもあって見なかったら後悔するのかな?と思い鑑賞。
最近連続でチャップリンの作品を見て充分彼の多彩な部分は見てきたと思ったけど…ここに来てまた更に目にすることになるとは驚き。
タイトルのようにサーカスが舞台のため色んな動物が登場する。
その中にもちろん猛獣のライオンとトラが登場する訳だけど…もし自分があんなことになったら大人しくなんてしてられないし、大泣きすると思う。
本人自らあんな風に身を呈すとは…
そして忘れてはいけないのは綱渡りのシーン。
スタントや命綱すら使わずに自ら挑んだって聞いて本当にびっくり。
事前にその話は聞いてたからてっきりスラックライン的な高さの話なのかなと思ってたら(それでも十分すごいけど)予想を遥かに超えてきて、「いやー恐れ入りました!」って気持ちになる。
最後は哀愁漂う背中姿で終わるけど…本編にも変わらず笑い要素が散りばめられていて楽しい。
鏡の部屋のいたちごっことかイッツア・スモール・ワールド感満載のパントマイムは本当におかしくて笑ってしまった。
私的には☆☆☆.8かな。
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