とうふくん

虎影のとうふくんのレビュー・感想・評価

虎影(2015年製作の映画)
1.2
「邦キチ!映子さん」で紹介されていたのを読んでちょっと気になったので観たが、確かにこれは斎藤工映画だ。というか斎藤工以外何の価値も見いだせないタイプの映画というと分かり易い。あとはせいぜい津田寛治ウォッチャーがみるくらいだろうか?

「忍びの世界最強」と呼ばれた虎影(斎藤工)はかつては凄腕の忍者だったが、引退して今は農夫として妻子と慎ましく暮らしていた。しかし、妻子を人質に取られ、財宝の隠し場所が記された巻物争奪戦に巻き込まれ再び戦う事になり...という筋。

敵役のアップショットが不必要なまでに多くて辛い。低予算映画にありがち。
映子さんでネタバレしていたので事前知識はあったものの、「呪怨」の清水崇監督が「呪怨が来るぞ~」と斎藤工に警告するシーンは冷笑が出る。それに対する斎藤工の「呪怨の監督だ」って何?「カット掛かるまで遠くに行くぞ~」って……
曲がりなりにも一応商業作品なんだからこういうお寒い楽屋ネタを平気で出してくるのはどうかと思うなあ。それとも低予算映画界では恒例な感じなの?結果的にクソ映画が出来上がったのとハナから志が低いのとでは全然違うよ。

あと、作中登場する変なカルト教団のシーンが度々サイレント状態なんだけど、これはそういう演出なのか、それとも権利場の都合?で台詞全カットになったのかどっちなんだ。どちらにせよ不自然過ぎて演出としては最低。
同じく最低ではあるけど、唯一面白かったのは板に括りつけられた人柱スライダーに乗りながら繰り広げられる剣戟ぐらいか。しょうもなさ過ぎて笑ってしまった。

心の声が駄々洩れな虎影。着ぐるみを着てブヒブヒ言う虎影。これを演じてる斎藤工の心中が知りたいわ。あと監督は本当に排便が大好きなんですね。