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ザ・トライブのmegのレビュー・感想・評価

ザ・トライブ(2014年製作の映画)
3.3
音のない世界での
屈折した愛と、暴力


ごめんなさい、前半寝ました。

映画館で観ようと思っていたくらいとても気になっていた作品だったので、レンタルが開始されるのを心待ちにしていたんです。


全編一切セリフなし、BGMもなし、聴こえてくるのは生活音のみ。
廊下を歩く音、ドアを開ける音、手話の手が擦れる音、漏れる息の音。

手話は全世界共通のものかと思っていたら実はそうではないらしく、日本の穏やかな印象の手話に比べるとウクライナの手話はとても激しく、険しい表情で体全体を使って感情を表現する様子は少し怖い程でした。


ウクライナの寒い冬。
聾唖学校に入学した主人公。
スクールカーストによる閉鎖的な世界の中で暴力や犯罪に手を染めるうち、屈折した愛に目覚め、物語は哀しいラストへ、、、

って聞くと面白そうなんですけどね、
正直これはダメでした。

淡々としたドキュメンタリーのようでいて、登場人物のアップはほとんど無いし、基本的に後ろからもしくは遠くからのカットが多く、誰が誰なのかよく分からないまま話が進んでいく訳です。
唐突に誰かが怒りだしたり、殴られたり、いきなりセックスし出したり。

感情が伴わない(ように見える)それらの行為は、痛くも哀しくも美しくもなく、ただそれだけの事でしかなかった。


閉鎖的な世界とか、屈折した愛をテーマにしたような話はすごく好きなんですが、
正直これはダメでした(二度目)。


ウクライナの冬は寒くて長そうだ、
とか、

女性がストッキングもしくはタイツ一枚になる姿は全世界共通で滑稽だから、男性のみなさんは、スカートより先に中のタイツを脱がしてあげてくださいね、とか、そんな感想しか浮かびませんでした。


あ、でも、乾杯のシーンでグラスを合わせる音が聴こえた時は、普段聴きなれた音だからかなんだかホッとしたなぁ。
でも、やっぱりダメでした(三度目)。


いつも、観終わったあと、明るい映画が観たいって思うのに、どうして暗いのばっかり選んじゃうんだろう。

『イエスマン』はどうしていつもレンタル中なんだ、、、