Ryota

ザ・トライブのRyotaのレビュー・感想・評価

ザ・トライブ(2014年製作の映画)
3.7
ドアが開いた、車が動いた、セックスをした、ひとが、死んだ。(手話で交わされる)言葉がわからない分、ひとつひとつが生のできごととして、コンテクストから切り離されて浮かび上がってくる。監督は受け取り手になにを受け取ってもらいたかったのか、考えた。

もしかすればそれは、聾者からみた音のある世界だったのか、或いは、言葉の役割を逆説的に描いた世界だったのか。

言葉がないのに、こんなに言葉を意識した映画は初めてやった。
Ryota

Ryota