狭須があこ

レジェンド 狂気の美学の狭須があこのレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
3.4
キチガイとカリスマ、セクシーと変態って紙一重ですね~
双子なのでいいように両方併せ持って、いいカンジに中和してます。こんなに全然違うのに、二人でひとつなんだよなぁ。
生まれる前から結成してるバディには、どんな二人も勝てないね

しかしひとつの存在とは言え、それぞれ一つずつ体を持ち、別の意思で動くもんだから…勝手なことする自分がもう一人いるなんて、双子でない私には想像ができません
メガネをかけてないほうがレジナルド、かけてるほうがロナルドですが、メガネを付け替えたとしても見分けはつくのだ。
同じ人のはずなのにだ。あれ?スゴくない?

双子の一人二役大ゲンカとか、どうやって撮ってるんでしょうね~
最近の映画ってスゴ過ぎですね

あとロンの愛人?の、テディことタロンくんがめちゃくちゃ可愛い
この胸板にスーツ着せて、私だって侍らせたいわい。子犬系。
ロンに最高にお似合いだわ。他の誰もついていけないという意味で。

しかしナレーションが多い映画でした
フェチとインパクト詰め込んだ割に、脳みそで見る映画でしたね。
「オン・ザ・ハイウェイ」と同じく、トムハはスゴイけども…みたいな感覚でした。トムハだけのチカラで映画を撮るの、なんかブームなんですかね~…、あっスピットファイアに乗るトムハも見れるよw

生き方を変えられない男の馬鹿さ。
生き方を変えろという女のわかってなさ。
「二番目のキス」とかいう映画を見てごらん、お互いにもうちょい頑張ってたと思います。
愛って一人で生きてきた、生き方を曲げることじゃないですか。
まして二人で生きてきた男の生き方に、もうひとり追加するのって結構大変なんだろうな、とか思いつつ

イヤ結局ギャングスタの話じゃなく途中から愛の話だったし、メインテーマがなんだか期待からズレてったカンジです
「なぜおれより先に笑う?この町で何が面白いかを決めるのは、誰だ?」みたいなのを期待してて、まーそういうのもあったんだけど…
わりかし淡々としてましたよね

ちなみにこの二人のどっちが好き?っていうと、どっちもいいんだけどどっちもイヤですね

「レザボア・ドッグス」のミスターピンクと「ビッグ・リボウスキ」のドニーとか、
「ニューヨーク1997」のスネークと「ゴースト・ハンターズ」のジャックとか、
いろんな映画の同じ俳優を双子にして、一人二役の映画もっと撮ってくれたらサイコーや、とか余計なことを考えながら見ていました。
狭須があこ

狭須があこ