チャップリンの放浪者
2011年1月2日 21時22分レビュー
1916年作品、ミューチュアル社製作、監督主演チャールズチャップリン。
原題「ザ・バガボンド、チャップリンの放浪者」
物語は、チャーリーはバイオリン弾き。バーの前で楽団と一悶着。一方過酷な労働を強いられるエドナパービアンスと出会うチャーリー。
愛のバイオリンを奏でるチャーリー。
恋も順調にみえましたが、エドナはそこでイケメン画家と出会う。
はたして結末は、いかに?
後この作品の骨子は、「サーカス」にそのまんま移植されますね。
父とヒロインの確執、イケメンとヒロイン、チャーリーの片思い。
チャーリーの初期短編から中期「キッド」以降の物語や
ギャグの発展、反復
はよく見られる現象。
一朝一夕にチャップリン映画は出来てはいません。
こうした短編のひとつひとつが長編に引き伸ばされている事がよくわかります。
エドナパービアンスがすんごい汚い格好です、が、チャーリーとキスはしていますね。
ドタバタが少なく、物語の骨格を見せ始めたバガボンド、放浪者チャーリーでございました。
ラストは、しっかりハッピーエンドでございます。