どんな内容か知らないまま見始めて、『そんなバカな…』と思った。
けど、何故か早々にその設定を受け入れてしまうのがこの作品の凄いところ。
朝起きると、違う人になる。
毎日、違う人になる。
同じ人には二度となりません。
年齢も性別も国籍も関係なく。
そんなあり得ない人生の主人公ウジン。
家具デザイナーとして表に顔を出さずに仕事をこなす毎日。
いつしか家具屋で働く女性イス(ハン・ヒョジュ)に恋をし、お互いに惹かれ合っていくお話。
このイスって名前、どうにかならんかったんかな。
家具屋が舞台だから椅子なのかイスなのか…まあいいや。
設定はぶっ飛んでますが、ストーリーは至ってシンプル。
恋愛映画ですが、変にごちゃごちゃしてないしガチャガチャもしてないので。
結局は、ハン・ヒョジュが可愛すぎるって事です。
あの髪を結ぶ仕草、あの笑顔、犯罪や。
真面目な話、人は外見ではなく、中身なんだと。
見た目は取り繕えても、内面は変えられない。
本当の愛、本気の愛を見つけて捧げる映画でした。
急に上野樹里が出て来た時、喋るまで全く気付かなかった!
あと、ウジンの親友サンベクの好きな日本の女優、蒼井……“優”じゃなくて“そら”で笑ったわ。