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ビューティー・インサイドのRYOBEERのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
3.8
恋人が可愛くなる、もしくは格好良くなったなら、今より好きになるのか?
逆に不細工になれば、今より愛は薄れてしまうのか?
それとも、今のそのままが一番好きだと言い切れる?

どの答えを出すにも、そこには"外見"という、人が生まれた瞬間に付随する要素が不可欠。

例えば、恋人の姿形・年齢・果ては性別まで、毎日変化していったら?

それでも変わらず愛することが出来るならば、それはその人の外見ではなく"魂"を愛しているということになる。

もちろん綺麗事だし、極論。

でもいいじゃない!!恋愛は綺麗事だし、愛は理想ですよ!!

あり得なくても、底ぬけにファンタジーでも、ヒロインの姉がキンタローそっくりでも、「こんな風に人に愛されたら、愛せたら、幸せだよなぁ…。」と思えたなら、もうこの映画は勝ちなんですよ。

余談ですが、「これ男女逆でも面白いよなぁ」と一瞬考え、直後に美男とオッさんの絵面が浮かび、その瞬間思考を停止しました。
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