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ビューティー・インサイドのshinoのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.4
"その人が私の手を握るとき、目の前には知らない人がいるんです。"

好きな人の姿が毎日変わったら…?
その人が、その人であることは、何によって分かるのだろう…

Filmarks のおかげで知って、韓流好きの母もお気に入りの本作。やっと見れた〜♡

18歳の頃から、朝目覚めるたびに姿が全くの別人に変わる、奇妙な体質を持ったキム・ウジン(なんとキャストは123人!)。子どもから老人まで…国籍も性別も自分では選べない。家具のデザインの仕事をしながら独りひっそり暮らし、事情を知るのは親友のサンペクと母親だけ…
そんなウジンがとある女性に恋をして…イケメンになったときにアプローチ…!
寝ない…寝なければこのまままた彼女に会える…寝ない…(¯﹃¯ )
…起きたらハゲおやじ…!!笑

もうね、とにかくヒロインのイスを演じるハン・ヒョジュが綺麗でかわいくて悶絶です。透明感のかたまりです。
整形大国と言われる韓国、彼女が整形してるかは知らないけども、あんな素敵なナチュラルビューティーを生み出せるならどんどんやってください。笑

毎日初めて合うウジンには必ず笑顔を返す。その奇妙な性質を二人で一緒に楽しもうと努力したイス。
友だちならまだいいけど。正直私なら無理だ〜
極端に言えば、今日同じ言語を話せる同世代の異性でも、次の日はおばあさん、その次の日は外国籍の小さな子ども、次の日はマッチョな黒人とかもあり得るんでしょう…?

大事なのは外見か中身か、なんてテーマがあるみたいだけど…それがイケメンだろうとそうでなかろうと、問題は好きな人の姿が毎日変わって持続しないことだと思う。
一緒に食べたものとか、お店のメニューまで全部思い出せるのに、あの人の顔が思い出せない…つらすぎる…
それでもその人の癖とか表情とか、言葉とか気持ちとかを感じ取って愛せたら、それって本当にすごいことだよね。

映画って性質上、大事なシーンのウジンはイケメンか美女ですが悪しからず。笑
最初にイスにアプローチした、東方神起のユンホとキスマイの藤ヶ谷のいいとこをMIXしたような超絶イケメン、小藪さん似のおじさん、マッコリ飲んで眠くなっちゃう子どもがお気に入りです♡

ウジン役の一人に上野樹里も出てくるのと、親友サンペクが星野源に似ていてどこか日本を感じた…笑

いろーんな姿のウジンに会えて楽しいし、優しい雰囲気とすてきな家具、イスの透明感に心洗われる映画でした♡

今日はここまで♪
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