なっちゃーん

ビューティー・インサイドのなっちゃーんのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
3.6
目覚めるたびに姿が変わる不思議な運命を背負ってしまった家具職人の男性と、家具屋で働く女性の恋。感情の繊細な動きを丁寧に、取りこぼさずに追っていくからファンタジーなのにリアル。よくあるビッグスケールなラブロマンスにしないのも良かった。大袈裟でなく、控えめに、淡々と。非現実的な設定を現実的に描写していて、まるで他人事には思えない。テーマはシンプルで「人は外見ではない、大切なのは中身だ」というもの。よくあるテーマではあるが、蛙になったり野獣になったり半魚人になったりするのではなく(注:どれも好きですよ…)、別人の姿になってしまうという斬新な切り口で投げかけてくれる。人間だからこそより現実味を帯びていて、自分だったら?と考えざるを得ない。子供に変わったら?お爺さんに変わったら?同性に変わったら?遊び人だと噂をされたら?彼女の様に愛することは出来るだろうか。ヒロイン・イスの、真っ直ぐに愛を貫く姿はたくましく、かっこよかった。

あと、私の中で韓国はフランスに次ぐロマンチスト大国。韓国らしい真っ直ぐで豊かな愛情表現が魅力的でした。邦画で同じことをしたら小っ恥ずかしくて見ていられなそう。。。