つばさ

ビューティー・インサイドのつばさのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
3.9
「ありえない設定なのに、ありえないほど感情移入してしまう恋愛映画」
朝目覚めると、性別・年齢・国籍・外見の全てが変わる男性がある女性に一目惚れをして、気持ちを伝えたいのだが・・・・・。あらずじを読み、タイトルを読むだけで、名作の匂いがプンプンします。正直、あらすじを読んだ時はファンタジー要素満載で、感情移入できないコメディ恋愛映画だと思っていましたが、内容は純愛オブ純愛でした。毎日外見が変わるので、気持ちを伝えられない苦しみ、気持ちを伝えたとしても毎日変わる外見で人を愛する難しさ、毎日外見が変わる人を好きなままいる事の難しさは、誰もが体験した事がないのにも関わらず、演出・脚本が非常に良く、不思議と頗る感情移入できます。上記の内容が本当に切なく、叶わない恋とはまさにこのことなのか・・・。そして、最後に辿り着く結末に誰もが涙すること間違いありません。

好きなポイントを紹介。
①ヒロインの女性が非常に可愛く、苦しむ表情が多彩。
②毎日姿が変わるので、初めての客として女性の職場に通う演出。
③123人が1人役を演じた奇跡と、ラストの姿が変わる演出。

~こんなあらすじも観たい~
姿が変わる病気が発症する前に、数年ヒロインと付き合うが、突如その病気になり、彼女の前から姿を消す主人公。でもお互いの事が忘れらない二人だが、別々の道を歩むことになる。他の男性と付き合うものの、その度に主人公を思い出すヒロイン。毎日、姿が違うので、毎日ヒロインの職場に行き、遠目で様子を見守る主人公。ある日、ヒロインは主人公と偶然にも再会し、姿は違うが主人公と同じ話し方・癖をする事に疑問を抱き、主人公の真実を知ってしまうのだが・・・・・。
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