凄い腹たつ部分はあったけれど、最後はなんか温かい気持ちになった作品。
まず中途半端に世間から離れた生活をしているのではなく、古代文明顔負けな程の野生での生活を描いていた所は良かった。
ただ最初からラスト付近まで私はどうしても、この父親(ベン)のことがどうしても好きになれず、見ていて結構ずっとイライラしてしまった。
まあベンの考え方は完全に間違っているという訳では無いけれど、私は99%正しいとは思えなかった。
野生で生活しつつも、学校とかにはちゃんと通わせてコミュニケーションを学ばせてるなら百歩譲ってまだ分かるけれど、それすらもしてないなんておかしすぎるから。
本の知識だけで生きていくことは出来るかもしれないけれど、それだけではあまりに不十分過ぎる。
家族以外の誰かと関わることで初めて「本では学べない物」を学ぶことができるし、その中で傷つくことも勿論あるけれど、それは人として成長していく為には避けて通ってはいけない部分だと思う。
だからこそ学校にも行かせず、怪我をしてもほぼ自然治癒だけで済ませていたベンに対して、ほぼずっと嫌悪感が消えなかった。
でも最後はやっぱり家族だな〜っていう感じで、綺麗にまとまっていたのでそこは凄く良かったと思う。
こんな感じでストーリーは進んでいくので、まあ…気になっている方は見てみてもいいんじゃないかな😅と思った作品だった。
