くう

はじまりへの旅のくうのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.9
ザクッと言うと、破天荒オヤジに育てられる子どもたちの文化への目覚めロードムービー。

家族ものなので観る人の環境・年齢・価値観によってはクライマックス含めて不快感を持つ人が多数出そう。

しかし、自分の子育て間違ってたかも…とは親はなかなか言えぬもの。

キャッチフレーズにもなっていたけれども「普通ってなんだ」って話。
ベンの教育は素晴らしく、あんな子供たちが体操教室にも塾にも行かずに育ったら大成功…だとも思う。
けれども「洗脳」でもある。

親が子どもを「親の物」と思っていいのはいくつまでなの?

何が正しくて何が間違っているのかは個人の物差しでしか計れないが、最後にベンがボゥに言うひと言が全ての親の気持ちだと思った。
「それ」でさえあれば何でもいいのだ。

「ママの好きな歌」にアレが来るとは、うわぁ!!とか、萌え所は多数。

子供たちの演技の達者さ、破天荒おやじ・ヴィゴの賢いくせに馬鹿な愛おしさ、緑と空の美しさ、子離れ親離れ宗教教育。
見どころがいっぱい。