やた

はじまりへの旅のやたのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.2
笑えるし感動もするけど、とにかく色々考えさせられる。
理想の教育とは、生活とは、人生とは?何が変で、何が普通か。
同じ暮らしをしている家族でも、同じ人を大事に想っていても同じ人生を望んでいるとは限らない。特に思春期だとなおさら。
おじいちゃんが言った「彼には選択権がある」には納得したし、そうであって欲しいと思う。ベンの教育も、全てが正しいとは思えなかったし。
本の感想を伝えるのに「interesting」を使うと「無意味な言葉だからダメ」と注意されるところ、「確かに!」と思いながらやっぱり楽な言葉なので自分も使ってしまってるなーと思った。これから気をつけよう…
子供たちがとにかくみんな可愛かったけど、あまり深く描かれなかった姉妹についてもっと知りたかったな。彼らがこれからどんな生活をしていくのか、成長を見届けたい。

原題を知らなかったので冒頭にタイトルが出た時は「ふーん」くらいの感想だったのに、最後に出た時はそのタイトルの良さに泣けた。
そして邦題の意味不明さに笑った。
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