Aya

はじまりへの旅のAyaのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.7
みんな大好きだ!!
原題の「キャプテン・ファンタスティック」でいいじゃん!
ファンタスティックでしたよ〜。
ヴィゴ兄貴好演じゃん!

あの長男見たことあると思ったら「サンシャイン〜歌声が響く街〜」のアイツか!
素晴らしい成長譚じゃないですか。
てか頭良すぎでしょw
彼のラストシーン上がるー!上に涙でボロボロでした。

なんかあのお母さんの葬式のシーンで話すヴィゴ兄貴がリアルな姿と重なって、ちょっと、気持ち悪かった(笑)
いや大好きですよ。
ヒゲ面でもノンヒゲでも。
サービスかと思います。

あの森の暮らしのバランスがなんとも言えん。
ちゃんと森を買ってるとか抜かりなし!

野性的に狩りをしたかと思えば帰るのはちゃんとした家で水も水道から出る上ロッククライミングの道具もちゃんとあるとか。
訓練と称して身体を鍛える毎日。
ちゃんと定期的に街に出ている。

そんなヘンテコ家族がお母さんに会いたい!と旅に出た!
このシーンも上がりますよねー!
闘わずして負けを認めるな!それが無謀な挑戦だとしても!

寄り道する妹の気持ちもわかる(安定のキャスリーン・ハーン)そしておじいちゃんとおばあちゃんもちゃんといい人達じゃないか!!

頭ごなしにヴィゴ兄貴を否定して子供達を奪うわけではなく、娘を亡くして傷つき、高校こういう理由で相手の男のせいだと思ってる。
そんな男が可愛い孫まで野生で育ててるなんて・・・普通になんとかしなきゃ!って思うよね。
しかもかなりの金持ちで顔も広そう。
「幸せ」の価値観は人それぞれですが、私はこのおじいちゃんおばあちゃんに引き取られたら幸せになれそう、と思った(笑)

反抗期のレリアンも以前からあった反発心からおじいちゃんおばあちゃんを頼る。
あのシーンの父VSおかんの父構図よかった。
ギリギリを「狙ったんだ」って、いっぱい食わされましたね。

そんなレリアン救出作戦の思いもよらない展開。
もちろん原因はファンタスティックの方にあるんでしょう。
でも助かったことの理由もまたファンタスティックのせい(T_T)

本人もそう思い、失意のどん底。1人淋しく帰ろうとしたら・・・号泣メーン!!
彼ら兄弟の「幸せ」はどこにあるのか?見てください。

そしてその後みんながどうなったか。
バランスをとった、というところでしょうか?でも以前と同じように食卓を囲む姿で終わるのが非常に丁寧だと思った。
Aya

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