たいてぃー

はじまりへの旅のたいてぃーのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
2.6
長男役のジョージ・マッケイ。どこかで見たと思ったら、「パレードにようこそ」に出てた。そこでは、たどたどしさが感じられたが、今作では成長してると感じた。移動中のパーキングでの女子と出会うシーンがいい感じ。世間知らずの忠実な青年を上手く演じている。
このサバイバル生活の動機がよく分からない。母親が精神の病で、その治療のためか。それとも父親の偏った思想から俗世を放棄したってことか。この生活を受け入れる子供たちもどうなのか。買い出しに行ってるから普通の生活に興味を持つんじゃないのか。この辺りを突っ込むのは野暮なのかなあ。
序盤の風変わりな生活は、斬新で興味深く観られたが、旅に出てからの普通の人たちとの比較は、やっぱりそう来るかってのが多くて。あと、子供へのストレートな発言は強い嫌悪感を感じて。遺言とは言え、母親の遺体への行為は、やっぱり共感できない。
ラストシーンも穏やかで悪くはないが、もっと違った展開を期待したのだが・・・。