きゃんちー

はじまりへの旅のきゃんちーのネタバレレビュー・内容・結末

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人民に力を、権力にはノーを。

読後感(鑑賞後感?)がとてもいい映画。ほっこり、しんみり、でもさわやかで、しあわせ。こんな家族関係つくれたらもう何も言うことないだろうな。

サージとナイの被り物がいつも可愛すぎて天使かと思った。権利章典をそらんじる天使。



人の幸せってほんとに他からは見えないんだなって。例えばニュースで「両親の方針で森の中で生活する家族を発見し、保護されました。6人の子どもたちは学校にも通わず父親の指導のもと、狩りなどの自給自足の生活や危険なトレーニングを強いられ、骨折しても放置されていました。」なんてテレビから聞こえてきた日にゃ、私だって虐待だ…!と思わざるを得ないだろう。でもこの生活ってそうじゃないじゃん。そんなんじゃないじゃん。
わかんないよね、他人から見た他人の幸せって。決めつける側にまわらないようにしたいなって。