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はじまりへの旅のkazのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.6
邦画『サバイバルファミリー』を前日に鑑賞していて、偶然ですが連日のサバイバル+ロードムービーの組み合わせとなりました。

今作の登場人物は親父と6人の子どもたち。アメリカとは思えないような森の奥深くで、圧倒的な存在である父の元、狩猟し、植物を育て、火を起こす、原始的な生活スタイル。まさに生活自体がサバイバルそのものなのです。
学校にも通わず戦闘訓練を行い、崖にも登り、それでいて読書をして知識も身につけるという文武両道?な子どもたち。

そんな生活を送る最中、とある事情でニュー・メキシコを目指すロードムービーとなるわけですが、移動手段がキャンピングカーではなく、バスというのもまた良いです。

外の世界をまるで知らない子どもたち。そんな彼らが、いたって真面目に外界に触れる姿に面白みが生じます。

この父親の方針に基づいた教育方法が果たして正しいかどうかは分かりませんが、ハッキリ言ってかなりクレイジー!(途中コレはアカンやろ〜というシーンもありました。)

しかし話がそこで終わらず、彼らの生活、父親の方針に疑問を投げかける展開になって行ったのが良かったです。

正直ちょっと無茶苦茶なところはあったんですよ。
でも終盤みんなで奏でるGuns N' Rosesの『Sweet Child o' Mine』も良かったし、ラストシーンの余韻も妙に沁みました。

あの後彼らがどういう生活を送っていくのか?、続きを描いても面白いなと思いましたし、何より続きを観てみたいなと思いましたね。