このレビューはネタバレを含みます
(Twitterより編集・転載)
子育てにおいて、何を重視するかは人それぞれ、主人公のベンも妹夫婦もどちらも間違ってはいない。
親は子育てに自分達の理想をこめるけれど、子どもに選択肢を与えないのは子どもの自由を奪いかねない。親の「信念」と「エゴ」の境界がどこなのかの判断が難しい。
ベンは、最後に自分のエゴに気付いて、信念は守りつつ子ども達の自由を尊重できた。理想の子育ての形だと思います。
親って、自分達が大切だと思う事、知って欲しい事を子どもに教えたり導いたりしようとするもんです。でも、人が育つには経験から自力で学ぶ事も大事なんですよね。
知識は既に答えが出ているものについて知る事で、経験とは答えを自身で探す事と言えるのかなと思う。
子育てについて考える機会を貰った、面白い作品でした。
ヴィゴ父さん、髭なしだと若々しくて、アラゴルンとあまり変わらないので驚きました。
あと、終盤で妻に語る言葉に深い愛を感じました。素敵な言葉です。