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はじまりへの旅のOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】
森で暮らす父親と子供6人の家族。
彼らは学校へ通わず、森の中でサバイバルトレーニングや父親から哲学、物理等、あらゆる分野の勉強を学んでいた。
母親は鬱で入院していた。
森での生活を始めたのは母の為にもなると判断し、2人で決めて始めた生活であった。
しかし、母の症状は快復せず、入院することに。
入院した約2ヶ月後、自殺したと連絡を受ける。
母親は仏教徒だった為、遺言には土葬ではなく、火葬してほしい。みんなで歌って踊って、自分の灰はトイレに流してほしいと書いてあった。
しかし、母の両親は教会で葬式を上げ、土葬しようとしていた。
母の希望を叶える為に、家族は森を出て救出に向かうことに。
葬式の最中に乱入した彼らは場違いな服装で登場し、父は教会の外へとつまみ出される。
その後、墓地に向かおうとするが、祖父はこれ以上邪魔をすると警察に逮捕させると言われ、強行しようとするが、子供達に父も大事だからやめてほしいとやめさせられる。
その夜、帰ろうとすると子供の1人レリアンがいないことに気付く。彼は祖父の家にいた。
レリアンは父の教育は間違っている、母親を殺したのは父だと責める。父のことなんか嫌いだと言い、祖父の家に残ることを告げる。
祖父に子供の育て方を否定され、このままでは子供達は社会に出ることができない、養育権は自分達にあると主張する。
また長男はブラウン、MIT等の一流大学へ合格していたことを告げる。それは母親から手助けしてもらいいいへ秘密で行なっていたことであった。
その後、レリアンを救出しようと子供達に侵入させようとするが、今度は娘が屋根から転落し大怪我をする。
そこで、初めて父は今まで子供を危険な目に合わせていたことに気付き反省する。 悪気の無い過ちで子供達を苦しめていたと。
子供達に祖父の元で暮らすよう伝え、自分1人で帰ることにした。
しかし、子供達は車の中に隠れていて、母親を救う任務を続けてようと説得。
墓地に侵入し、母の死体を取り出し、望み通り、火葬してトイレへと流した。
その後、長男は地図で適当にやって指した場所ナミビアへ向かうと言い、飛行機で旅立つ。
父親と子供達はその後、元いた牧場へ戻り、子供達は学校へと通い始めた。

【感想】
家族みんな、身体能力が高く頭も良いと完璧な存在だけど、社会性が無く、他人との付き合い型がわからない変わった家族という設定。
確かに、勉強やスポーツが出来ればよい訳ではない。学校へは人との付き合い方、社会性について学ぶ場所だと思うから学校へは通わせるべきだと思う。父の育て方は凄いと思うがやっぱり間違っていることだった。子供達にお酒や刃物、また万引きの仕方や性についても小さい子供に対しても全て正直に伝える。父の偏った考えで子供達を半分洗脳していたんだなと思った。
何でも正直に本当のことを言えば良いってもんでもないし、子供にはまだ判別できないこともあるのだから。設定は変わってて面白かった。
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