MasashiMikame

はじまりへの旅のMasashiMikameのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.8
レンタル屋さんってば、この作品を普通にコメディのカテゴリーにしてたけど、この父さん笑えねぇって…家族みんなで車乗って移動したらコメディ扱いになるルールはいつからできたのか?

都会を離れ、自給自足の家族。まあ、それくらいは、たまにある話。でも、ここん家はちょっとレベルが違う。崖をトム・クルーズばりに登らせるわ、ゲリラ戦ではランボー顔負けに顔に泥塗ってるわ、姉妹同士をほぼ本気で戦わせるわ、まだまだ小さな弟にナイフを与えて、なおかつお勉強もさせる。っても上っ面をなぞったような答えだと親父納得しないっちゅうね?なんか大変だー!この家族…ってときに母の死って訃報が届く…

型破りの親父も言うこたあ間違ってねーよーに聞こえるんだけど、やっぱ親のエゴだわーって言いたくなる。お前は今日から男だ!って言ったわりには行く先の自由は認めようとしてくれないし、救出作戦って言えばなんでもありだし…チョムスキー、チョムスキー言うし…誰だよ!?チョムスキーって…調べたけど、なんか小難しいよ!チョムスキー!

でも、子供たち、特に下の二人の男の子は可愛げありありでちゃんと育ってんだよ。真ん中の思春期入り口君もね。お母さんはお母さんで問題を抱えてたみたいだけど、親父とは違った形で子供たちに愛情を注いでいたであろうことは想像できるし、それがあの子たちの可愛げありありに結びついてるんだろね?

子供たちが救いだったね。
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