ハッピーアイスクリーム

はじまりへの旅のハッピーアイスクリームのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.2
アメリカの山奥で、文明と隔絶した自給自足の生活を送る一家が、母親の葬式に出るため、初めての旅に出るロードムービー。

カンヌで「ある視点」部門監督賞を受賞した作品。
父親の愛があるゆえの極端な考え方を通して、普通とは何かを考えさせられる映画でした。

葬儀に向かう珍道中が面白かったです。
バスのジョージが素敵。
末っ子が可愛い過ぎ。
チョムスキー、リスペクトし過ぎ。
なかなか意固地な親父だけど、子供に対してどんなことも正直に話すところはいい親父だなと思った。

社会に順応するか、隔絶するか。
どちらの生き方にも良いところと悪いところがあって、両方を知った上でどんな風に生きたいかを決めるのが人生かなと僕は思いました。
正解の生き方なんてないから、出来る最大限のことは後悔のない選択をする事ぐらいです。
ただ、悔いの残る結果になったとしても、それで全てが終わる訳ではないというのをこの映画では感じさせてもらえた。

“人民に力を 権力にはノーを”
“希望はないと思うと 確実に消える”
“大胆に挑戦して楽しめ 人生は一瞬だ”

最後のトイレは最高に良かった。
メッセージ性とか教訓めいた事よりも、一つの家族の絆と成長に、微笑ましくて押し付けがましくない感動が心に響く作品でした。