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はじまりへの旅のsouのネタバレレビュー・内容・結末

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとかジャケットでコメディかなと思ったらシビアな撮り方してた。

万引き大家族。あれだけ本を読んで知識つけてるのに窃盗を正当化して子供に盗ませて反省点を言わせるとか「普通」にヤベエよ。
前半は親父のエゴがキツすぎて見ていられない。そういう見せ方なのかもしれないけど…次女が転落して結局病院頼りで皮肉だなと思ったし、医者にも嘘ついてそこで人生改めるって中途半端な覚悟で森で生きてたのか?と感じてしまった。
妻の遺言なのは分かるけど祖父母ときっちり折り合いつけた上で墓掘り返して欲しかった。何なら逮捕されるくらいまで描いても良かったのではないかと思う。

長男は家出ちゃったから次男も爺ちゃんの家に引き取られる選択肢とか欲しかったのと長女の陰が薄いというか女の子さながらのお悩みとか見たかった。
キャッチコピーの「普通」がどうとか言うよりも躾や教育は一歩間違えれば洗脳になるという啓発なのか?って考えちゃった。
変わり者一家が社会に出てきてそれからどうなった?ってアンサーが欲しく終わり方がしぼんで行く風船見てる気持ちになって乗れなかった。

親父髭剃ったらめっちゃカッコよくなって笑った。あと何だあのラストのオーバーオールはぁ…。
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