晴海通り

はじまりへの旅の晴海通りのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.6
なかなかぶっ飛んだ家族でした。身内にこんな人たちがいたら申し訳ないけど正直かなり厄介かと(笑)ましてやヤッピーな父からしたら、1人娘がヒッピーまがいの男に嫁いで子供を6人も生んで…まぁでも本当にどこかにいそうだなこういう家族とも思う。日本だったら大家族系のテレビ番組で取り上げられそう。

確かにこの父親は子供と対等な目線で話し、読んでいる本の批評を言葉にさせ且つそれに耳を傾け、サバイバル能力高く育てている良い父親/キャプテンに見えるんですけど、環境的にあまりに閉じられすぎている。子供たちがその高い能力を発揮するには、どうしたって外の世界と関わらざるを得ない。外の世界を「資本主義に蹂躙された悪の世界」とばかり教え込んでいると、結局外に出た時に苦労するのは子供たちという。。まぁ光のある穏やかな終わり方でしたが。

原題のキャプテン・ファンタスティックことアラゴルンが相変わらずセクシーでした。あとミッシー・パイルさんが相変わらずバッチリな脇役でグッときました。こんだけの映画にちょっとずつ出続けるってすごいことだと思うので、一癖ありそうだったりキツそうだったりという役が多いけど、実はすごいいい人なんだと思う(笑)
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