グリーンブックからの、ヴィゴモーテンセン出演作品。
私はあまり彼が出ている作品を観たことがなかったので観てみようかなと。
ジャケットの見た目からコメディかと勝手に思いこんでいたけど、いたって真面目なヒューマンドラマでしたね☆
そして同じ人とは思えない風貌の差…。
あちらはおなかでっぷりのイタリアンマフィアの風体、こちらは髭もじゃ臭そうな山男風。
どっちもどっち(笑)
じんせいってなに?
なにがしあわせ?
なにがひつよう?
だいじなことはなに?
結構考えながら観てました。
社会から断絶された森の中に住む6人の子供たちと父。
狩りをし、崖を登り、自然と共に生きている。たくさんの本を読み、知識も豊富にある。
母は躁鬱病の為、病院に入院していて、そして告げられる自殺の訃報…
彼女の遺言を実行するため家族は町へ向かう。
道中、人間の在り方についての問いかけが始まってゆく…
この家族について批判される事は多いと思う。
結構まともに育ててるじゃないか、と思った矢先、父子総出でスーパーで万引きした時はドン引き!(シャレではない 笑)
この暮らしが最善だとするお父さんの思想は凝り固まっている気もするし。
だから母親の両親(金持ち)が子供たちに“まとも”な生活をさせたい気持ちもわかる。
それでも何故かお父さんの味方になってしまう自分もいて、人が生きる上で大切な事はなんなのか、悩まずにいられなかったです。
世間一般と言われる常識からは自分はちょっとズレているかもと感じる時が…
普通の人が普通にしている事が私には苦痛で堪らない事が多々あって、ほんと社会不適合者だなぁと落ち込むこともありますし(*_*)
でもこの作品を観たら、やっぱり自分は自分の感じるまま突き進めばいいんじゃないか?と思えてちょーっとだけだけど、気が楽になった(^-^)
それでもまた明日には別の自己問答が始まるんだろうけど(笑)
ヴィゴのおかげでなかなか面白い作品に出会えました。