Wady

はじまりへの旅のWadyのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.1
【任務遂行】

森の中でのサバイバル訓練は特殊部隊さながら。
昔、「あずみ」という映画化された漫画があったが、暗殺術まで体得したら充分に刺客として成立するレベル。

狩りの仕方やナイフの扱い方だけでなく
教育を与え、本を読み、
読み書きが出来る状態なのが救い。

話は変わるが、イスラム圏やアフリカのテロリスト達は幼少期から子供を洗脳し、ソルジャーに育て上げる。
今回この作品を観て、心温まるシーンもありながら、人を洗脳する側面でのパターンが頭をよぎる。

玉ねぎ、にんじん、ジャガイモを炒めた後の味付け変えれば肉じゃがや、カレーなど違う料理が出来る様に、

親の与える家庭教育が子供にとっての後の人格形成にとても影響がある。

何が普通なのか?
という問いかけは考えさせられた。

旅を通じて家族の絆が深まるハートフルコメディとしても取れるが、キチガイな父親の更生ストーリーのようにも見える。


冷静に考えると母親は幸せだったのか?
それとも苦しかったのか?
そこはわからない。
ただ、この家族は愛があったのは間違いない。
流れる歌と踊りは家族を優しさで包み込んでいた。
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