はる

はじまりへの旅のはるのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
5.0
私この映画大好きだ。

固定概念や既存の価値観の中で生きて行く違和感、生き辛さ、それについて何も疑問にもたない人達、とにかく自分の中で常に思っていた感情を映画にしてもらった気分。

"普通ってなに?"

普通という価値観こそ勝手に作り出されたものなのでは?

世の中で起きている事を全て何となく受け入れるのではなくて、物事をもっと自分の中で噛み砕いて知識とし、そして行動する事はとても必要な事だと思う。

人より知識を持って世の中に疑問を持った人が、自分達の生きやすいように工夫する生き様がヘンテコで普通じゃないなんて、おかしな話し。
自分の価値観と合わないからといって人を否定するのは愚かな事。

普通というカテゴリーに当てはめないとモヤモヤして否定しまう人間の心理って何だろう。
みんな好き勝手したら、それは流石に悲惨な世界になるとは思うけど、ベン達ファミリーは非の打ち所がないように見えたけども。
あれだけシンプルな世界に生きられたら幸せだなと、外の世界に出たら痛感するだろうな。
生き方の選択肢は必要だったかもしれないけど、あれだけ頭の良い子供達なら自分で理解するだろうね。


既成宗教について

"もっとも危険なおとぎ話であり無知な者に恐れを抱かせ服従させるのが狙いだ"

私もそう思う。

何かあっても神は助けてくれない。
何か良いことがあったら神に感謝するのではなく、自分を褒めてあげればいい。
自分の努力や他の人の助けがあるから今がある。
何か悪い事をしたら償いを神にするのではなく、自分で解決するべき。
人は自分ともっと向き合うべき。

動物達に対しても人間は酷過ぎる。
人間達のせいで苦しんでる動物についてもっともっともっと考えて欲しい。
もっと命に敬意を払うべき。
この事について考えない人が多過ぎる。
こんな世の中で生きるのが結構辛い。
人や動物の命を助ける為に懸命に働いている関係者の方々には本当に感謝だ。

そしてこの映画にも沢山
素敵な言葉が詰まっていた。

"希望はないと思うと確実になるくなる"

"自由への衝動と物事を変えるチャンスを感じたら世界をよくできるかもしれない"

"人民に力を!権力にノーを!"

"興味深いは、無意味だ"


あと下のちびっ子2人が可愛すぎてキュンキュンした。
ファッションもそうだし、色使いや、目に写る全てがキュンとした。
歌もとっても素敵だったな。
あと私は父のベンのやり方が間違ってたとは思わないなぁ、新しい段階に進む時が来ただけなのかなと。
おじいちゃんは嫌な感じだったな〜
別に間違ってないと思うけど、意見を押し付けてくる感じが受け付けない。
だから娘は森の暮らしに憧れたのでは?とも思った。
だが、おじいちゃんもベンも子供達のことを愛しているからこそ意見がぶつかるのは当たり前だし、完璧な人なんて居ないし、どちらも間違ってないと思う。
でも選択するのは子供達本人。
おじいちゃんが今回の映画でいうところの固定概念の象徴でもあったんだろうな〜。


この映画を見て、凝り固まった固定概念や価値観について少しでも見方が変わると良いなと思った。