とんちゃん

はじまりへの旅のとんちゃんのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.9
自然の中で暮らす家族もの
おっこれは現代版アドベンチャーファミリーかな?と思うも熊などの野生動物との対決シーンはありません。
日中は狩りや格闘技、夜は焚き火で読書というより勉強しています。
そんな暮らしの中、突然母の訃報
葬儀に出るべく大自然から外へ出ます。

そして傷心ロードムービーが始まります。

子供6人を持つシングルファーザーをヴィゴモーテンセンが演じます。
(この後とある音楽家専属の運転手になり、手紙の書き方を覚えます)
長男坊をジョージマッケイ(後に大事な伝令を運びに戦地を駆け抜けます)
その長男坊の一時的な恋人役に「THE BOYS」のスターライトが登場。
ちょうどシーズン2を視聴していました。

子供たちの中でサージという8歳の三女が面白い。
ポルポト骸骨群の写真を部屋に飾り、ナイフを貰って喜ぶ、ちょっと危ない子に見えるも権利賞典を暗唱し持論も展開出来る。そこら辺の中学生や高校生相手には負けない。ハーバード学生相手に立ち振る舞うグッドウィルハンティングの如くスカッとしました。
後、長女が「ロリータ」を読書し考察するシーンも好き。

母親の遺言で火葬するシーンで母親の好きな曲「Sweet child o’ mine」を合唱します。この曲のベースフレーズが好きなので一緒に合わせて口ずさみました。

エンディング曲は「I shall be released」
、「チョコレートドーナッツ」のラストシーンと重なる…いい曲です。名曲