きょう

はじまりへの旅のきょうのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.0
ヴィゴモーテンセン演じる父親ベンは社会に交わることなく、子供達に厳しい訓練や完璧な教育をします。そんなんだから、子供はみんな最強💪🏻身体面も頭脳面も…長男に関しては名門とよばれる大学に全部合格してしまうのだから😅👏🏻しかし、心の病で入院している母親が亡くなり、それを理由に皆で旅します。
皆、父が言っていることや、やっていることは絶対で、とてもチームワークがある家族でありながらも、やはり、子供達の中には父からの教育やこの生活に疑問を持つものもいて…現実社会と距離を置いているため、いざとなったら世間知らずであるから、そんな時は父に対して反発心を剥き出しにする者もいます。次男のレリアンが特にそんな気持ちでしたね。
母が亡くなってしまったのは悲しいことですが、それがきっかけで父も子供達も本当に大切なものに気づき…家族はチームであることは確か、しかし、子供達は確実に成長していて、自己の高度な教育も必要ですが、現実生活と触れ合う大切さ、そして、父は子供の成長を一歩置いて見守ることの大切さ…親離れ、子離れ、そんな言葉がマッチするようです。自分も子供の親なので、その気持ちを理解しながら観ることができました。
本当の意味でより絆が深まった家族はラストの方で母の最後の願いを叶えてあげ、そして、長男は独立し、家族もいい意味での距離感も生まれている…泣けてきました😭この一家がずっと幸せでありますように🥺🙏


ヴィゴの個性たっぷりの最強な父役が「グリーンブック」の時の父役とは違うカラーで新鮮でした💕でも、父の手1つであれだけの教育してしまうのは、例え現実的にあり得ないと思っても、凄いなと思いながら観ている自分もいました👏🏻
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