はじまりへの旅の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

はじまりへの旅2016年製作の映画)

Captain Fantastic

上映日:2017年04月01日

製作国:

上映時間:119分

3.9

あらすじ

「はじまりへの旅」に投稿された感想・評価

sumire

sumireの感想・評価

4.3
50本目

常識って何だろう

すごく考えさせられる映画だった。

アメリカの肥満問題、受動的に社会を生きている人たちの浅はかな消費行動、なんでも他者に迎合する割には"常識"から外れた人を徹底的に異端とみなし、差別する。現代社会のアンチテーゼとして描かれたこの家族。

興味深い(タブー用語だけど笑)テーマが盛りだくさん。

あの家族と一緒に本の知識を増やしていきたいな。本を読まないと浅薄な知識でそれ程度の思考しかできなくなるから…

ただ、お父さんもお父さんで、本読んでる割には思考が偏りすぎかな。教育なんて親のエゴでしかないのは分かってるけど。

映像がどこまでも美しかったな。特に自然が。アラスカの大自然の中にいる気分になった。老いたら自分も森で隠居生活を送りたい。

長男がマコーレカルキンみがあった。肉体美堪能した。イケメンすぎか。
次男がリバーフェニックスそっくりで、将来有望ですね。

良い映画だった(薄っぺらい感想)
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

4.2
山に籠って自給自足の生活を送る父と子供たち。
子供たちはランボー並みの戦闘力と、ハンナ並みの学識を備えた、ほぼ完璧とも思える能力を有していて、親父の望み通りに育っているように見える・・・
病気で里に帰っていた母が死んだとの知らせに葬式へと向かう親子の巻き起こす騒動、という話ですが、単純な笑い話ともいえないところがこの作品のミソ。

親父は単なるサバイバル主義者ではなく、反権力、反資本主義のかなりラディカルなアナーキストで、子供たちにもその影響が色濃く出ています。
典型的なところがクリスマスの代わりにノーム・チョムスキーの誕生日を祝うというあたり、完全に監督の趣味が反映されていると思います。
脳が錆び付いているからか、当初チョムスキーの名前を聞いて誰だったか思い出すのに15分くらいかかりました。この間、「ナウシカノーパン?状態」で映画の内容から意識が遠のいてしまいました。
自宅での鑑賞なら確実に一時停止で確認しているところ。

チョムスキーの名前を聞いたのは一体何年振りか?という感じですが、この映画で親父や子供たちが信奉しているとおり、リベラリストでアナーキスト、その方面では最右翼の論客というべき人物で、この作品で名前を出すことはそれ自体が一つの政治姿勢の表明そのものというところでしょう。2016年という製作年代的にまさに時代を反映させた設定ともいえます。
となると、これは単なるサバイバル能力に長けた最強一家が一般社会とのギャップに直面する珍道中映画としてではなく、リベラリズムとアナーキズムの信奉者が一般社会に対するプロテストを開始する、という側面を見出さないわけにはいかなくなります。
まあ、それ自体意図的に引っ張り出されたものであり、作品に奥行きを持たせるひとつの重要なスパイスとしてあえて利用されているのは確かでしょう。

一見明らかにモラルを逸脱している「食料を救えミッション」(笑)も、この親子の世界観のなかでは資本主義や消費文明に対する重要な戦いであって、親子がごく自然にそれが行えてしまうあたり、またあえてこのエピソードを入れて来るところが、この監督の強烈な意思の表れでもあるのでしょう。ここに目くじら立てるというのはある意味では常識的反応としては自然ですが、親父に共感できない、といった理由で映画のマイナス評価に影響を与えると考えるのはちょっと違うと思います。

もちろん、それに加えて物語的にはあくまでサバイバル主義者対常識的消費文明の代表者であるところの母親の父との対立や、森の中では最強の子供たちもスポック博士は知っていてもMr.スポックやナイキを知らない、エロい女の子とちょっとチューしただけで舞い上がってしまう=一般の社会生活能力の欠如、というある意味では致命的な欠陥を露呈してしまう、という分かりやすい問題に直面することになります。
そうしたさまざまな出来事があって最後の結末に至るわけですが、いろいろな思いや考えが交錯して大変印象的な作品だと思いました。

原題はCaptain Fantasticで、「はじまりへの旅」という邦題はヘンテコ題名の多いなかでは割と良いネーミングといえると思います。
Mayuko

Mayukoの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

確かにお父さんのやり方は、やり過ぎだったのかもしれない。けれども、私たちの生活は真に幸せと言えるのだろうか。実践できない理論や考えを身につけているだけだから、退屈なものと思ってしまうのではないか。
自然世界の中で自然と共生する、尚且つ、人間世界の中で他者と関わる。最後に行き着いた、両者を求める生活に、幸福を感じたのは私だけではないだろう。
何故かは分からないけど、凄く引き込まれた。終わり方がなんかいい。死んだ時、あんな風に見送られたいかも。
xxxxx

xxxxxの感想・評価

3.6
ジャケットからして、苦手なウェス・アンダーソン感があって避けてたけど全然コメディ感が無かった。

スマホ弄りながら観てたけど、もっと真剣に観れば良かった……。

ジャケットもっと真面目な感じにしてもよかったような気がする。

そして、エンディング曲がまさかの「I shall be released」でビックリ。
メ

メの感想・評価

3.9
大切な人の旅立ち、家族愛、始終うるっとくる場面が多いんだけどどこかあったかい気持ちになれる。
生きることに全力な子供達が美しかった。
変わった家族やけど幸せそう。毎日が人生最後の日と思えって。なるほどー( ॣ ö ॣ)ホゥ
のりこ

のりこの感想・評価

3.0
うーん。子どもが子どもらしくなくて気持ち悪いと思ってしまった。
自分が子供たちを思うように育てたい気持ちがあるなら、同じ親として奥さんのご両親の気持ちも理解してあげないといけないと思う。
ヨンシー&アレックスの使い方が微妙、すごく美しい音楽やのに。あと、火葬シーンの音楽も微妙。
芽

芽の感想・評価

3.7
外の世界から隔離する系の中では伸び伸びと過ごしていてすき、ただ、ファーストシーンがインパクト強かった割に、それ以外は微妙だったかも?内容は結構すき。
Kazunari

Kazunariの感想・評価

3.9
人里離れた山で賢く1人でも生きていける立派な大人に子供達を育て上げる父とその子供達。母が病で死去し、葬式に出るため街へ出発。自分達は誰よりも立派のはずだけど……というストーリー。



1番目を惹かれたのが次男!

親戚との関わりで自分達が他の人と違う事に苛立ちを覚える次男の気持ちが特に苦しく際立つ作品だった。

そして、次男の母への思いが始めの音楽を奏でるシーンから溢れていたというのが最後の歌のシーンで分かりましたね。


物語としては共感するところはほとんど無かった。だが、この作品から、
自分が正しいと思うことを貫くのはいいが、それが人の為になるのかどうかも考えなくてはならないというメッセージが感じられました。
大体のドラマ映画は、他は構わず自分を信じて突き進め!を訴えるのだが、その逆を投げかけていたのではないか?