はじまりへの旅の作品情報・感想・評価 - 312ページ目

はじまりへの旅2016年製作の映画)

Captain Fantastic

上映日:2017年04月01日

製作国:

上映時間:119分

3.9

あらすじ

普通ってなんですか?ベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くに暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシ…

普通ってなんですか?ベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くに暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。チョムスキー※は知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることが出来るのか…? (※ノーム・チョムスキー=アメリカの哲学者、言語哲学者、言語学者、社会哲学者、論理学者。)

「はじまりへの旅」に投稿された感想・評価

Busceo

Busceoの感想・評価

3.8
異なる価値観を二項対立させてわかりやすく資本主義・消費社会などを揶揄し、最終的には「まあ、程度問題よね」と落とすところは非常に一般的だと思うけど、そこに家父長主義からの脱却であったり喪の作業を絡めてきて深みのある話になってた。

親が子に自分の価値観や哲学を踏まえた上でプラスα超えて欲しいていう願望持つのは自然だし、教育の方法論の是非てのは結局子どもが死ぬ間際になって人生を振り返るまでわからないもんなので、あまり信念を強く持ちすぎるのも危ういよということも描かれていて、適度な不安と適度な開き直りのさじ加減が大事だよなあと思いながら観てました。これも結局程度問題か。

ポスターの雰囲気からウェス・アンダーソン的な変カワアピール映画だったらどうしようと思ったけど全然そんなことなくて良かった。そしてガンズは不意打ちだったのでかなりグッときてしまいました。
よかった。思いの外社会派。森の中の閉ざされた生活は賛否があるだろうけど、自分の言葉を持ちたくましくやさしく成長した子供たちを見てるとなにが普通でなにがよいのか分からなくなる。ファンキーな一家に笑って泣きながらいろんなことを考えさせられる映画だった。

このレビューはネタバレを含みます

観賞後はかなりスッキリした気分になった。
ヴィゴ・モーテンセンの全裸シーンでわざわざボカシを入れていたが必要ない。
ギャグとしてのシーンだからモロ出ししていても問題ないと思う。
そもそも、あの場面でボカシを入れて隠そうというのがこの家族の方針から外れているし、ヴィゴ・モーテンセンのセリフとも矛盾している。
あんな感じで外部から元の映画に手を加えられると、一気に現実に戻されてしまう。
つとむ

つとむの感想・評価

4.0
世の中の風刺が込められた内容が強めで少しギョッとしたけど、家族とは?しっかり作品に込められていました。特に、家族で全てを共有するところが素敵でした。お父さんが全てを包み隠さず話すこと、間違いを認めて正すこと。口で言って出来るほど簡単じゃないからそこに感動しました😢
あと、エンディングが最高に良かった!マイ・ベスト・オブ・エンディングかもしれない!
お父さん役のヴィゴー・モーテンセンが本当のお父さんに見えたくらい嘘っぽさがなかったです。
子供役ではアナリース・バッソが光ってましたね~✨
私達が生活をしていれば普通の光景が彼らには、理解できない世間知らず。
父親独自の教育で現代人よりも頭が良く体力もアスリート並み。

私なら人間らしくいられる現代よりも自然で暮らす方を選ぶかな?
ただ万引きだけは勘弁です。

とても見やすい作品だったと思いますが、もう少しだけ旅の部分を縮小しても良かったかな~
maya

mayaの感想・評価

-
現代の資本主義的な社会と対立し、人里離れて暮らす父親とその父親から教育を受ける子供達。温かな気持ちで鑑賞していたけど、主義・思想にコントロール(…とまでは言わないけど)される怖さや、シニカルな描写はなかなかパンチが効いてた。父親がJesse Jackson '88のTシャツ着てたり、長男が「僕はトロツキストではなくマオイスト(毛沢東主義)だ」とか発言しちゃったり、そういう刺激的な部分もあり。リスペクトしていた父親のやり方に次第に懐疑的になり、反抗的な態度をとった次男レリアンが読んでたのが「カラマーゾフの兄弟」だったのも人間の自由を考えるという意味で、設定の上での演出の一つだったのかな…?とも少し思ってしまった。生きる環境によって「普通」とは何か…という考え方が大きく変わるし、その価値観のズレによる衝突って色々な場面で起こりうる事だし、そういった問題に対してこの親子の姿を通じて切り込んでいった作品なのかな、と感じました。

日本で生活している以上遺体の処理方法に選択権がほぼないに等しいので感覚としてわかりづらい部分もあるけど、故人の意向を汲んで土葬ではなく火葬するために奔走する家族の姿が良かった。そしてその火葬シーンが凄く印象的で、自分の人生を預けた人やその人との子によって願いが叶えられた瞬間として見ると感慨深いものが…。ガンズのファンではないけど、Sweet Child O' Mineを愛した母に捧げる父子…これは名シーンだな〜〜。他にも不意打ちのシガー・ロスやエンドロールでのボブ・ディランのカバー等、音楽も素敵だった。個人的には次男が父に向かって「なんでクリスマスは祝わないでチョムスキーの誕生日を祝うんだ!」みたいな事を言ったのに対してヴィゴが「人間より架空のエルフ(Christmas elfの事?)を祝うのか」みたいなニュアンスの事を返してたのがツボでした。台詞忘れたからだいぶ端折ってるけど、これは狙ってそう。
なお

なおの感想・評価

4.0
こんな父親は絶対嫌!

森に住む親子の話。
子供達は森でたくましく育ち、
身体能力や知性も人並み以上!

そんな親子が母の死をきっかけに、
町へやってくるという物語。

子供の育て方に納得出来る部分と
まったく納得出来ない←むしろ腹が立つ
部分両方がある。
父親の左翼思想の影響か、暮らしの全てが詰まったバスもそこは抑圧された世界に見えてくる。自由がありそうで選択権のない世界。自民に力を!権力にはノー!
を合言葉にしているが、彼らの世界は父の権力で支配されている。

てなわけで…
序盤は大嫌いな映画だったんです!!

でもね…自民に力が宿った時、
彼らが本心を話し始める時…
心ががね…いい映画やなーって思いました。

そして、何故山暮らしを始めたのか…自分勝手な親だと思っていたのに、違う様に見えてきます。
親が嫌な時は誰でもありますよね?親だって完璧ではない。でも、自分はそこに生まれたし、自分の親だからこそ大好きなんです。

最初は大嫌いだったのに、最後は号泣してました。



少しネタバレ※※※※※※※※※


去年公開された、湯を湧かすほどの熱い愛と話が似てる様に感じました。
でも、私はこちらの方が好み🌟
Miver2

Miver2の感想・評価

2.4
とても楽しみにしてたのだけれど、疲れていたせいなのか、期待し過ぎせいなのか、そんなでもなかったかな。
所々で面白かったし、音楽の使われ方も良かったりはした。
あとGuns N' Rosesの「Sweet Child O' Mine」の使い方には驚いたけど、あそこが1番良かったかな。
でも肝心の物語が弱いというか、響いて来るものがあまりなくて退屈した。

正直な所、途中帰ろうかと思ったけど、展開が意外と早かったので最後まで観たけども。
キャラの強さが際立つのは分かるけど、それだけじゃない所で掴まれたかったというのはある。
残念ながら合わなかった作品でした。
奥さんの実家が金持ちとか何か聞いたような設定つまらない。団欒の静けさはよかった。ニコラス・ハミルトン、覚えた
のあ

のあの感想・評価

3.7
型破りな家族(^-^)/

予想通り家族愛のストーリーでした
ホッコリしたなぁ
お父さん独自の教育方針で子供たちはアスリート並みの体力に一流大学合格レベルの頭の良さ👍
スーパーファミリーでした笑

コメディ要素もあり、家族愛がぎっしりつまってて良かったです(o^^o)