はじまりへの旅の作品情報・感想・評価・動画配信 - 674ページ目

はじまりへの旅2016年製作の映画)

Captain Fantastic

上映日:2017年04月01日

製作国:

上映時間:119分

3.9

あらすじ

「はじまりへの旅」に投稿された感想・評価

キャラの立ったいい子供達 父親があのキャラだからこその。

映画が楽しくなる まさにファンタスティック
fufu

fufuの感想・評価

4.0
Filmarksの試写会で鑑賞。
俗世間に干渉されない山奥で、自分の子供を自分の思想のもと、育てる生活する。
万能感に満ち満ちた父親像と子供達の生活に感心!ほ〜〜すっごいわ。
下界に降りてきてからの、俗世間とのギャップに笑い、だけど、考えさせられる。
自分で考える人間に育てることが、この下界ではなかなか難しいのね。
なんでも与えられると、受け身に慣れちゃうのね、楽だから。
なんてかんじですが、ヴィゴ・モーテンセン好きは必見です。マテ茶を飲むヴィゴ!
森で暮らす、私から見たら普通じゃない家族たちのお話。

森の奥底で育って、小さい頃からその環境と家族しか知らなかったら…
そりゃ街で会う太った人たちを病気で、カバみたいって思うよね。笑
性交渉ってナニ?と尋ねる8歳の娘に、いやらしさなしに正論でしっかり伝えたり、
プレゼントが小型ナイフだったり、funnyなシーンもあって楽しかったです!
ただ一番初めは言葉が全くなく且つグロテスク。
MariOgishi

MariOgishiの感想・評価

4.5
会場は異様な雰囲気に包まれていた。
普段、話したり物音を立てたりしてはいけないというのが暗黙のルールとなっているスクリーンの中。だが今回は違った。初っ端えぐいシーンなのに急に笑い出すおばさんや、可笑しいシーンでは手を叩いて音を出すおじさん。
それにつられて笑う人々。

キャッシュ家は野生にかえり、”人間”として”地球”と生きて行く術を日々学ぶ。人として元々あるべき姿を求めている。それは時に社会には適応せず”世間知らず”と揶揄されるだろうが、自分の頭で考えて行動し、子供の小さな疑問に対しても理由を話し答えて、理解をさせる。
対照に、子供には不適切だからと、人の死因や性交渉についてはボヤかして伝え、社会から守ろうとする親戚一家。何も考えずに学校に通い、毎日ゲームをして怒られている子供達。普遍性とはなにか、どちらの方が正解なのだろうか、と多く考えさせられる。

スクリーン内は、まさに”それ”であった。自然と、自分を出してしまう雰囲気がそこにはあった。”個性を隠せるか?””ノー!”という台詞とともに笑い声が溢れる。

上映中、周りの声や音にイラついた私の方が心が狭く可笑しい人なのではないかと思わされた。
普通ってなんでしょうか?
ハマ

ハマの感想・評価

3.9
どんな家でも、その家族にしかわからないルールや教育方針があると思います。キャッシュ家が抱える問題も実はその種類や大きさが違えど、どの家庭にも当てはまると思いました、様々な人と出会う2400kmの旅路の中で、子供達がそれぞれどう生きていくか考えていくのを通して自分らしく生きる意味を見出せました。笑えて泣けるいい映画です。
黒板五郎は丸太小屋を建てる事は得意だが子育てはとんと駄目な父親。チャールズ・インガルスは良夫賢父で誰からも好かれる父親だ。「北の国から」と「大草原の小さな家」、この日米TVドラマ界を代表する二人の父親像をもってしても、ベン・キャッシュと6人のこども達の人生を変えることはなかなか容易な事ではない。しかし運命の歯車が回り始める。10年前に公開された映画『リトル・ミス・サンシャイン』ではお爺ちゃんの死が家族を団結させましたが、本作では母親の死がこの家族に化学変化をもたらす。こども達を学校へ通わせず、山奥でサバイバル術を実戦でこども達に叩き込むマタギ系おやじは親族から変人扱いさていた。特に自殺した奥さんの実父からは100%憎まれ、娘の葬式に来るな~と完全拒絶!それでも妻が残した遺言を実行するため、はじまりの旅へと向かう。

このレビューはネタバレを含みます

「どこを見渡しても雄大な自然が広がるアメリカ北西部。電気やガスはおろか、携帯の電波さえ届かない大森林の中で、自給自足のサバイバル生活を送る奇妙な一家、父親ベン・キャッシュと6人の子供」たちが遠く離れた実家で病気療養中の母親の死の知らせを受け葬儀のために5,000kmの旅をする。原始人のような生活からいきなり「普通」の中に出ていくことによるズレが時に笑いを時にその「普通」を撃つ。しかしながらその「普通」の圧力で家族はその絆を失いかけるが・・・というあらすじに沿った感想もいいですが、私には最初から最後まで不在の妻であり母こそが陰の主役だと思った次第。そもそもベンは愛する妻のためにこのような生活を選んだとも言えるのであって、その妻の死に直面したときにどのようにその死を受け入れ乗り越えられるかが最大の課題となった。もちろん未来ある子どもたちにとっても同様。この映画はそのような大きな喪失感と哀しみを前にして乗り越えるためには、その哀しみを共有するみんなで一つの目的に向かって突き進んでゴールすることだということを教えてくれている。だから遺体を取り戻し火葬にしたときこの家族は確かにその死を乗り越えたという祝福に満ちていたんですね。そして遺灰をトイレに流し終わった時に発するナイの「さよなら、ママ」っていう言葉のふっきれた爽快感にこそのこ映画の全てが凝縮されていると言ってもいいかもしれません。
ところでこの映画ではベンが敬愛するノーム・チョムスキーさんの名前が出てきますので、著名な言語学者ということはもちろんですが、権力への批判をし続けている不屈の88歳学者の言葉を知っておいた方がいいですね。
下記の日本に関しての発言がわかりやすくていいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=wbUqrajckxs
shima

shimaの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

愛する妻と子供を守りたいと願う厳格な父親のもと、俗世間とかけ離れた環境で育てられる子供達は不幸なのか?幸せなのか?

誤魔化さないこと、自分らしくいること、周りと違っていても恥じないこと、信念を持って生きること。

旅で得た様々な考えや気付きを、自分の非を認めながらも受け入れる強さと情けなさ、その葛藤。
家族の繋がりや、アイデンティティの認識、人の脆さ、愛おしさ。
ワンシーンごとに人生のヒントが見つかる物語。

一番好きな描写は、何気ない朝のこと。朝食を食べながら子供達が勉強をしている。
聞こえてくるのはペンの音と森の声だけ。会話は無い。
それは安心と信頼と愛がそこにある証で、幸せな家族の美しい時間を表す。素晴らしいシーン。
試写会にて鑑賞。

とても良かった。
予告を見る限りちょっとずれた家族の都会までの道のり的な感じなのかなと思ってたし、確かに普通に比べたらかなり変わってる家族の話だったけれどもただ「変わってるね。」の一言ではまとめきれない一人一人の個性、家族の在り方、自分が良いと思ってるスタイルと他の人との考えのズレとかとにかく考えさせられる映画でした。

でも考えさせられるシーンだけじゃなく6人兄弟のそれぞれの個性に溢れたベンとの車でのシーンがとても笑顔にさせられた。後とにかく長男ボウのタバコガールとのシーンは笑った。

ポスターにも書いてあったけれど、
普通って何ですか?
私は別に世間が思う普通が何かを無理して見つけなくてもいいんじゃないかとこの映画を見て思いました。
狩りをしたい時はみんなで真剣に狩りをすれば良いし星空の下で寝たい時はみんなで星空の下で寝ればいい。
その家族はその家族での在り方っていうのがあるし、多少のズレが生じてもやっぱり最後は家族は家族。
外から見る普通であるべきなんて関係ない。
その家でのみんなが思う普通を探していければそれで良いんだなと最後のシーンで思いました。

それにしても最後のシーンが良かった。
後一度スティーヴに乗ってみたい!!
momo

momoの感想・評価

4.5
コメディだと思っていたらいい意味で裏切られた。
すごく良質なヒューマン映画、ロードムービー。子供たちの透明感、思い切った構図、ストーリー構成、演技力。ヴィゴの髭と兄の坊主の無言のやりとりシーンは忘れられない。
森の中で自給自足で生きることも、街で多様なルールに沿って生きることも間違ってない。すべての家庭に独自の認識とルールがあるから、この映画はあらゆる家族への肯定としても取れる気がした。良くも悪くも行き過ぎても家族はやめられないから。少しばかり柔軟でありたいけど。

それからGuns N' RosesのSweet Child O Mine。なるほどロックの精神か。権力にNOか笑 それにスーパーマーケットでタイタニック、森に響くバグパイプ、いいところでSigur Rós、Jónsi とかずるい。泣かないわけない。音楽の使い方よかった。お気に入りの一本。