れれれざうるす

絶叫のオペラ座へようこそのれれれざうるすのネタバレレビュー・内容・結末

絶叫のオペラ座へようこそ(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

10年前、母が「オペラ座のたたり」上演中に何者かにブッコロされちゃう。だから何がなんでも「歌 舞 伎 版 オペラ座のたたり」主演の座を狙って初日に演じたい!ってことで演出家を誘惑するミュージカル映画。(語弊あり)

歌舞伎には突っ込まないでおきますね。

主人公は美女。ライバルはブス女。はい。もう勝ってますわ。でも演出家的にはヤレた方が優先な訳ね?
で、そんな甘い考えしてっから演出家は歌舞伎マスクを被った殺人鬼にハイテンションにロックにブッ殺されんだよ!!

話戻るけどこれミュージカルなんだよね。もはや最初ヘアスプレー観てるのかわからないほどそっちな感じの歌。あれ?今ザックエフロンいたよね??

ホラーミュージカルって「ロッキーホラーショー」も「リトルショップオブホラー」も個人的にクソつまらんかったけど、トロマからの刺客「チキンオブザデッド」と本作は張れるほど良い線いってると思う。
ただ惜しい!
せっかくオペラ座上演中に殺人鬼が出てくるんだからまるでそれが演出かのように血祭り惨劇になろうよ!!血も臓物も観客にブチまけようよ!!
観客があの茶番で喜んでんのが一番解せない。いやおもんないだろ絶対。おいそこのセンター陣取ってる偉い奴笑ってんじゃねぇ!

「キャリー」のオマージュだったり、、ってそんなシーン如きじゃ我々ホラー好きは今更喜びません。ロブゾンビ様見習え!!(微妙な目標)

殺人鬼はお兄たんだったって展開なんだけどお前ヘビメタ極めすぎじゃね?お前顔を隠すと突然ハイになるなんて天性のヘビメタラーですよね?ギターにナイフ刺して弾くパフォーマンスまでして、、。普段は冷静に料理してるのに実はコッソリ自主練してたのかなぁ…あんな狭い場所で…。

で、また話戻すけど「ロッキーホラーショー」で壁ぶち抜いて現れるも一瞬で殺されるヘビメタキャラのエディを演じてたミート・ローフ(美味そう)が本作でも出ています。ちっちゃいチェーンソーみたいな武器で殺されてまた臓物をブチまけてたけど。ミートだけに…。(上手くない)

なんかこう書いていくと面白くなかったのかと錯覚するけど私は結構好きでした。なんせゲイの歌がのちのホモ展開への伏線を張っているなんてね。しかしすぐに殺される悲しきホモ…。
ホモに免じてこの評価。