よーだ育休準備中

シャークトパスVSプテラクーダのよーだ育休準備中のレビュー・感想・評価

2.0
木っ端微塵に吹き飛んだシャークトパスにはジュニアが居た!海洋研究家に拾われた子鮫ちゃんは、生簀で芸を仕込まれながら必死に殺戮衝動を抑えていた。そんな折、新たな怪生物《プテラクーダ》が制御不能に陥り脱走してしまう。


◆蛸鮫ちゃんvs古代カマスちゃん

前作で爆誕した怪生物シャークトパスの対抗馬として現れた怪生物プテラクーダ。ジュラ紀後期に生息したとされる翼竜プテロダクティルスと、肉食魚であるカマスを掛け合わせたらしい。シャークトパスが上半身と下半身でキッチリ鮫!蛸!と分かれているのに対して、プテラクーダは全体的に魚っぽいような爬虫類っぽいようなキメラ。

タイトルから連想されるガチガチの怪獣プロレスが観られるのかと思いきや、低予算映画にそんな事を期待してはならない。雑なCGで各モンスターが(主にシャークトパスが)人間を襲うシーンがメイン。

もう君たち好きに遊びなってな塩梅。


モンスターもヤバイけど人間もヤバイ。
マッドサイエンティストがヤバイのは当たり前としても(この人たちがヤバくないと始まらない)、その他の人達もかなり振り切れてる。個人的なMVPはシャークトパスがトスした生首でビーチバレーを続けるヤングたち。


◆発想がジュラシック・パーク

恐竜と掛け合わせちゃった所で何となくお察しなんだけど、冒頭はめちゃくちゃジュラシック・パークを意識している。

前作のラスト(シャークトパスを木っ端微塵に吹っ飛ばすところ)と同じ映像で始まるのに、前作には無かったシャークトパスの鳴き声が収録されている。これがジュラシック・パークのT-REXそのまんま!やってくれたな!もっと言うと、シャークトパスがT-REXの鳴き声で吠えるのは冒頭の一回のみ。マジでやってくれたな!

プテラクーダの開発過程も、ジュラシック・パークそのまんま。古代生物のDNAの欠損部分を原生生物のDNAで繋ぐっていう。リスペクトしてるんだかdisってるんだかわからなくなってきたよ。