シャークトパスシリーズの第二作、シャークトパスとプテラノドンと魚の合体した融合生命体の戦いを描きます。
モンスター映画は一作目は単独ですが、二作目は対決ものになることが多いです。
本作もその流れに乗って作られたのでしょう。
2014年の製作のため、今観るとCGがチープに見えますが、場面場面でのアイディアは面白いです。
海のシャークトパスと空のプテラクーダの戦いはしつこいですが、それぞれの特性を持って個性豊かに戦います。
軍事利用であったり人間の愚か者さ加減もサメ映画らしい展開です。
製作はB級映画の王、ロジャー・コーマンさん。
平凡なB級、Z級とは訳が違います。
観たいと思っているものを観せる。
盛りだくさんすぎるサービス精神は、くどさしつこさも含めて楽しめます。
「ハンサムは死なない」と言ったヒーロー残酷な結末も、よく思いついたな、という描写です。
流行している映画を敏感に察知してパロディを仕掛けてきますが、コーマン映画から巣立った監督も多く、引用というよりこちらがオリジンなのでは?とも思ってしまいます。
時々観たくなりそうな映画ですね。