〈ガンアクションに振った気楽に観るフレンチノワール〉
として観ると決してダメな映画じゃない!
…と、あえて言いたい。
確かにツッコミ言い出したら大量に出て来るし、ノワールだからスッキリするタイプのストーリーでもない。
人間ドラマもガッシリしてるかといえば否となる。
しかし、『アクションに振っている』と考えれば中々のモンである。
つまり"そういうジャンル映画"って事だ。
アクションがメインでソレを邪魔しない程度にノワール。
確かにキャラクターが結構ごちゃごちゃしてて分かりにくいし、コメディ要素が無いので息抜きもしづらいが、ソレを押し切るスピード感がある。
コレがワシは意外と面白く、多少展開が強引でも勢いで押してくれるので、こういう作品もアリだと思った。
当然入れたパーツが全て綺麗に収まっている方が良いに決まっている。
そういう意味で言えばこの作品、完璧とは決して言えない。
だがココまでしっかり向きを決めて出来上がっているだけでも大したモンであろうと。
そしてその方向が大好物だったのだ。
ならばホメますよ、ワシは!
面白いと思ったんだから、そりゃ素直に言いますw
「大事なのは脚本だ」って言う人には合わないかもしれないが、アクション好きならFilmarksスコア等を気にせずちょっと観て欲しい。
ソレで無理だったら『スマンかった。』
傑作とまでは言わないが、テンポ早めなアクションの良作だと思う。
…まぁ、邦題サブタイトル嘘つき問題に対して一切の反論は無い。
実際スナイパーは出ないからねw