takanoひねもすのたり

悪魔の存在を証明した男のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

悪魔の存在を証明した男(2014年製作の映画)
2.7
半年前に妻を亡くし「神がいるなら悪魔もいるはずだー!」とほぼ自棄っぱちな悪魔の存在証明の取材を続けるうちに悪魔に憑かれてしまうモキュメンタリー。

前半の体を張った取材に、よくやるなあ…と感心。サタニストやエクソシストに体験取材、果ては悪魔召喚グッズまで通販で買ったりする。
後半はおかしくなってく自分との戦い。
子供がいるんだからそもそもこんなことやってる場合じゃないだろう…と突っ込みたいが、本来は、やっぱり悪魔なんていやしない、つまり神もいないんだと納得したくて、奥さん亡くした痛手を割り切りたかったと思うとちょっと切ない。

ラストも…もし〇〇だったら、のやつで、自分がアレしていれば…と責めずにはいられなかったんだろうと思うと哀しい。