片腕ファルコン

クリード チャンプを継ぐ男の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.8
小学校の卒業文集、皆さん何をお書きになりましたか?

「楽しかった修学旅行」「頑張った運動会」「先生ありがとう」「将来の夢」

僕のタイトルはこうだ…


「ぼくはロッキー」

大事な大事な卒業文集に何やっちゃってんだ、俺は!!
思えばよくコレが先生の検閲を通過したな、とも思うがとにかく採用された。
ちなみにそれが載ってる卒業アルバムの表紙もオリジナルのイラストで作れるタイプで…やはり[ロッキー4]をオマージュしたイラストが描かれている。
(https://twitter.com/naberock7010/status/678553137200824320)←ここで画像が確認できますのでよろしければどうぞ。

内容は小6のかくし芸大会というイベントでロッキーをやったという思い出話なんですが…拙い文章と汚い字体で(どっちも成長してませんが)こう書かれている。。

【ロッキーという映画は、愛と勇気と希望を教えてくれた】

とりあえず、僕の昔からロッキー愛は伝わっていただけたかと思う。
ロッキー4に関しては、小5,6の時、本編フルじゃなくてもトレーニングシーンや試合のシーンなどどこかしら必ず毎日見てたものさ。

そんなロッキーの最新作がやってくる!!
実はスターウォーズよりちょっと先に試写会で見てきました。。
※あ、ちなみに小学6年間で友達間の会話で[スターウォーズ]って単語が出た事は1回もなかったと思います(笑)

スピンオフという事もあり、オープニングが全くロッキー的じゃない。しばらくロッキーの登場は後で、アポロの息子の物語が淡々と綴られる。伝わりにくいけど文太さんがなかなか登場しない『仁義なき戦い 広島死闘編』を思い出してしまいました。

ようやく2人が出会い、予想通りロッキーがクリードのコーチをしていく訳ですが…ロッキーがコーチを渋っているのも[5]のトラウマがあるんじゃないかと勝手に解釈して泣けてきますね。よくぞもう一度コーチをしようと踏み切ってくれました!

そしてポーリーも亡くなっていたとは。。エイドリアンと2人の墓の前で話しかけながら新聞読む姿はかなりグッとくるシーンでした。

とにかくロッキーの哀愁がハンパないんです。
そしてついにロッキーにもドラゴ戦以上の試練が訪れます。新作スターウォーズと良い、長きに渡るシリーズ物って嬉しいんですけど…どうしても時の流れには逆らえずいかんともしがたい切なさがありますよねぇ。。

と、ロッキーの事ばかり書いてしまいましたが、あくまで主役はアポロの息子!

まず、だんだんアポロに似てくるような気がするのがスゴイ!!最後の試合では例のアメリカ国旗のトランクス
を着用するのですが、アポロの生き写し…とは言いませんが、本人に似てるので胸が熱くなります!

鍛え挙げられた肉体美もすごくて逆にチャンピオンの体がだらしなく見えてしまうほどでした。そういう意味では敵役に魅力がなかったのかもしれません。

そして、意外というか、もったいないというか…あんなにアポロに関しての過去の映像素材がある訳なのにあまり使わないんだなぁっていう点。でも、ちょい見せだからこそ、そのシーンがやたらと際立ったのも事実です。
特に終盤の使い方はこの映画で唯一、涙がこぼれたシーンでした!

あと、トレーニングシーンはミッキーがロッキーに対してやってた原始的バージョンでありがたいのですが、もっとしっかり再現してくれよって思いました。過去の力に頼りすぎないという変な矜持なのかもしれませんが、この映画をやった時点でそれは無理がある訳ですし、もっともっとロッキーっぽさに寄せていってほしいなぁという思いがあります。

外と2階の小窓からの会話とか亀とか細か~い部分ではちょいちょいやってくれてるのでまぁ良しとしましょうか。

あと、新しい試みとして またしても流行りの1カットシーンが2回ほど導入されてますが…控え室からのリングインまでの背中越しの1カットは鳥肌級にカッコいい。でも、何か既視感ありますね。ウォーリアーでしたっけ?

もう1つの1カットが試合そのまんま1カットなんですけど正直意味不明。臨場感も出てないしロッキーっぽい漫画的要素が排除されてしまってます。こういうのは違う映画でやってほしいですねぇ。

好きだからこそ…変な違和感なども感じてしまいましたが基本的には面白かったです!!


小学生の片腕ファルコン少年の文章にはこう締めくくられていました。

【ロッキーのように正直に勇気を持って生きたいと思う。ぼくは、ロッキーという映画に出会えて良かったと思う】