バートロー

クリード チャンプを継ぐ男のバートローのレビュー・感想・評価

5.0
とにかく泣きすぎて目が痛い。マイケルBジョーダンもスタローン脇役も亡くなった登場人物達も墓の下から全力で泣かせに来る映画だった。「ロッキー・ザ・ファイナル」が古き良きロッキー映画ならクリードはヒップホップがバッチリと合った完全に新しい今風でフレッシュなロッキー映画。それに華を添えるのが往年の登場人物というのが本当に良い。

一歩下がったスタローンは脇役に徹しているロッキーだけど、かつての主役がサポート役にいるという存在感と重厚さがこの映画のドラマ部分をグイグイ引っ張っている。何よりもロッキー・バルボアの名前を借りるだけで、同じイタリア系のデニーロやアルパチーノにも引けを取らない演技力を見せてくれるから凄い。

今回もロッキーにとっての本当に本当の「最強の敵」が現れるわけだけど、今回の敵に打ち勝とうとするロッキーとアドニスのコンビの姿は涙なしに観ることが出来ない。クリードとロッキーの関係はロッキーにとってのミッキー、アポロ、ロバートとの関係が合わさって濃縮されたような感じなのでスピンオフという位置づけながら続編、リメイク、リブートを全て合わせ持ったロッキーの集大成的映画。ロッキーからすべてを受け継いだクリード。ここから新シリーズ突入とかもう最高。

撮影に関しても超近距離カメラの迫力の映像によって思わず敵のパンチを避けてしまう臨場感があって右フックばかりの初期作からの進化をしっかりと感じた。