はなふさよめこ

クリード チャンプを継ぐ男のはなふさよめこのレビュー・感想・評価

4.2
かなり素晴らしかった‼︎
公開初日にたまたま(過去作復習なしで)鑑賞してしまった。(とはいえ基本的にロッキー1から3は何度も観てます)が、全く問題なし。
ここから観始めても充分面白いです。

まず良いなあと感じたのが、全体的に心理描写がスマートで大変に品がある作りになっていて、そこを踏まえての「熱さ」だということ。
スポ根や熱血が苦手でも、ドラマとして入っていける作りで、むしろそのテの「熱さ」が苦手な人ほどこの作品に入り込めるかもしれない…って…物凄いことです。

わたしは最初の掴みの場面でもう、涙目でした。
主人公のマイケルの演技は繊細で、優しく頭も良くて名前がアドニスってのも気が利いてて素晴らしいし、スタローンは優しさが滲み出ちゃう芝居が絶妙で、かつ、ちゃんと老いていて、そばにいてあげたい感じが上手かった!
主人公の彼女がやってる音楽もカッコ良かったなあ。
もちろんトレーニング場面は楽しくて、かなりシッカリ修行するし、身体だけじゃなく精神的にも強くなってく描写も丁寧でアガります!
端役たちも素晴らしく、特に後半の主人公をバックアップするチーム体制がたまらない。ミット打ちの爺ちゃんやクールな止血師がかっこいい!

試合場面もね…あの撮影は一体どうなってるんだ?って映像的にかなり興味深くて、あの場面だけでも再見したくてたまりません。
ラストも秀逸。
あと、ロッキーの過去作はまあとして、個人的に「ミリオンダラー・ベイビー」の影響を感じました。やはりあの作品は凄かった。イーストウッドもこの作品はきっと高評価なはず!(単なる妄想)
惜しむらくは、公開初日に関わらず空席が目立ったことかな。是非とも劇場で観るべき作品です。

過去作を復習したほうが感動はできるけど、当たり前のように過去作全く知らなくても観れる作りになっていて、SWもそうだけど、単純にこの一連大作をリブートさせた若き監督達の意欲的な姿勢に心打たれてしまっていて、ここ数日放心状態でした。