実はロッキーシリーズを見たことはありません。
フィラデルフィアを訪ねてきた一人の青年、彼の父は・・・
思わず胸がきゅっとするものを覚えました。
見たことも触れたこともない父の面影とそこに流れる血に従ってロッキーに会いにゆく。
不思議な巡り合わせに伝説の男が立ち上がる・・・
時代や年齢を超える二人の戦う魂。
今作の良さは、時代に沿った良さと時代を超えても変わらない良さがうまく同居していることではないかと。
アドニスは生活にも困っておらず、いまどきの若者。
一方ロッキーは伝説の人物、でも老いは否めない。
そんな二人をつなぐのは親子の情にも似た感覚。
ボクシングを通して・・・
アドニスは父の面影をロッキーを通してみるところには涙しました。
純粋だからこそぶつかることもあるし、分かり合える。
素敵だな・・・
ひとつ難点というか、残念なのは英国ボクサーが体つきがしまりがなく、
確かに体格はいいのでしょうが、強そうに見えないところ。
アメリカ資本だから仕方ないのかな、英国が敵なのはちょっと(英国びいきとしては)寂しい・・・
でも相対的に胸が熱く高鳴る良作です。