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クリード チャンプを継ぐ男のwesttribeのレビュー・感想・評価

4.0
2015年最後に観た映画。
あの「ロッキー」の続編であることは、劇場で観た予告編で初めて知った。

「貧困から成り上がるため」ではない。
「俺にはボクシングしかない」ではない。
裕福な家庭、安定した仕事を捨ててボクシングに挑むアドニスの姿は、
恵まれた人間の酔狂、道楽のようにも見える。

だがこれは、ロッキーとはまた違う意味で、
「自分は何者なのか」を求めるためにあがく男の物語だ。
偉大な父の名を背負い、自分の存在を証明するために戦う男の軌跡だ。
たとえその名が興業に利用されようとも、
自分の強さを証明する必要が、彼にはあった。

youtubeの映像に合わせてシャドーする姿。
デビュー戦の長回し1カット。
クライマックスまで温存され、満を持して鳴り響くファンファーレ。
観る者を熱くさせるシーンの数々に酔いしれました。