フグ56号

クリード チャンプを継ぐ男のフグ56号のレビュー・感想・評価

3.3
2016年の映画初めで鑑賞。ボクシング含む格闘技好き、ロッキーシリーズ好き、そして口コミ高評価、ということで結構期待してたのですが、個人的にはイマイチでした…  寝不足で眠かったせいかとも思いましたが、評価が高くない人の口コミを読んで、やはり寝不足のせいではなかったのだと確信。一言で言って、主人公のアドニスにあまり感情移入できなかった。幼少以降は恵まれた環境にいる中でボクシングにのめりこむ理由がよく分からない。ロッキーが最初は断っていたのにコーチを引き受ける理由が弱い。ラスボスがいかに強いかの描写も弱い。結果、ロッキーシリーズの根幹である、明らかに不利と思われた主人公がひたむきな努力と根性でエリートに立ち向かうという成り上がり・下剋上のカタルシスがあまり感じられない。もっとコテコテに、やさぐれまくってケンカだけは強いチンピラをやっているところにロッキーがボクシングを一から教えて、、、っていう話でいいのになぁと思いました(あしたのジョーになっちゃうか…)。一方で、主人公の肉体は本物のボクサーに引けを取らないし、ファイトシーンは迫力あり、カメラ―ワークも全般にとても良かったと思います。
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