茶一郎

クリード チャンプを継ぐ男の茶一郎のレビュー・感想・評価

4.4
『踏み込め 打ち抜け』

ロッキーのライバル、相棒のアポロに隠し子がいた。父親アポロに憧れながらも一流の企業に勤めていたアドニスは昇進を機に退社。彼の父の血がリングに向かわせる。そして、彼がトレーナーに選んだのはあのロッキーだった。
「ロッキー」シリーズの再リブート。監督は「フルートベール駅で」のライアン・クーグラー。クーグラーはMARVEL「ブラック・パンサー」の監督候補にも上がっている。


1976年「ロッキー」と現代的映像センスの融合によるアップデート。手持ちカメラ撮影による3分近いファイトのワンカット長回し。実際のファイトの時間を体験できる確かな演出。漫画の決め画のようなスローモーション演出も。

「ロッキー3」でアポロに教わったことを「クリード」でロッキーが教えるというゲキアツな展開。アドニスを鏡に向かわせ、人生が自分との闘いだと教えるシーンは、主人公同様観客への人生哲学継承の瞬間。

一々、計算されたカット割りとカメラワーク。ファイトする本人だけではなく裏方の仕事にもフォーカスがあり良かった。新たな伝説を感じさせる作品。


予習量については諸説あるかと思いますが、「ロッキー5」以外を全て見ておくのが望ましいレベルです。
ここから見始めても十分楽しめると感じました。(亀生きてた)