松トー屋

クリード チャンプを継ぐ男の松トー屋のレビュー・感想・評価

4.6
潔く、真っ当に面白いボクシング映画を撮っている。各描写がむちゃくちゃ上品で丁寧で、試合シーンなんてロッキーシリーズのそれとは比べるのも失礼なくらいのことをやっている。あと、今回の主人公カップルはクソイケてる。ロッキーとエイドリアンとはえらい違いだ。クリードが試合の後リング上で彼女の名前を叫ぶことは、今後もないかもしれない、ある理由で。なるほど、この映画はロッキーのリメイクでもリブートでもない、ということか。
筋の通し方もとても上品で素晴らしい。ロッキーが黒いハットを被って、墓石からジムへ向かうシーンの、一作目の劇伴「First Date」調の音楽に泣かされ(全体的にLudwig Goranssonは超いい仕事してる)、ランニングシーンはヒップホップ世代からのロッキーへのリスペクトの表明のように見え、泣かされ、ラストシーンは5のラストとシンクロし泣かされた。今後どのようにして「Take You Back」を響かせるのか、注目してる。