ピッツア橋本

クリード チャンプを継ぐ男のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

4.1
“親の七光り映画じゃない。名作の水増しでもない”

もうすぐ新作が公開されるので、予習を兼ねて鑑賞。ロッキー関連は初代しか観たことのない人間のレビューです。

ロッキーの最大のライバルで故人、アポロの隠し子アドニスが大人になり、父と同じようにプロボクサーのチャンピオンを目指すようになる。
そしてロッキーが彼のコーチになり成長と運命を描いた感動のボクシングドラマとなっていく。

無理くり設定を作ってロッキーのスピンオフ作ってみました!止まりの作品じゃないのが平均レビュー点数の高さに現れている。

アドニスが父の七光りに頼らずにいきたいけど、それを許さない大人の事情。周囲の偏見。
そこにたまに怒りをぶつけつつも折り合いをつけていくアドニスの成長期がボクシングシーンの裏側で楽しめる。

ロッキーことスタローンも老年の枯れ具合と本来のスター性がいい感じに混ざっていて、そこまでしつこくなく自然と主人公アドニスのサポーター、脇役になれているように見えた。

肝心のボクシングシーンはパンチの受けとカット(血の量)がダイナミックで、臨場感と迫力があって良かった。
展開や勝敗は好みが分かれるところだろうけど、漏れなく痛みの伝わるアクションを楽しめた。

あとは手書きの練習メニューをアドニスに与えようとしたら、写メを取り、クラウドにバックアップ取って練習に臨もうとする姿にポカンとするスタローンのお茶目な顔に完敗!
ピッツア橋本

ピッツア橋本