みーこ

エイリアン:コヴェナントのみーこのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.7
楽園と思っていたそこは、凶暴な生命体が蔓延る惑星だったー



あらすじ⤵︎

『プロメテウス』から10年後、
15名の乗組員と2000人もの入植者を乗せた宇宙船コヴェナント号は移住可能な惑星へ向かう途中だった。

ところが予期せぬアクシデントにより船体が損傷を受けたのと同時期に通信システムが現在地にほど近い惑星から謎の電波を受信する。

船体へのダメージを考慮し、目的地を変更し電波の発信源である未知の惑星へ降り立つ決断をするのだがー



これみよがしに“エイリアン”とタイトルに付けておきながら、内容的にはエイリアンでないものが話の中心を陣取り支配している…


純粋に人間vsエイリアンのSFアクション映画を期待し過ぎてはいけません。
きっと痛い目を見ます(ノД`)


そんな訳で、
残念ながら私の期待を超えてくる事はなかったものの、1作目から38年間もの間多くの映画ファンを魅了してやまなかったエイリアンの誕生秘話が紐解かれた訳ですが、正直あまり釈然としないのであります。


しかし!
そこはリドリー・スコット監督作品、
相変わらず陰陽のコントラストがハッとするほど美しく、ふんだんなスモークに目眩がするような洗練された衝撃映像の連続は一瞬たりとも目が離せません☆


勿論、新型エイリアンも登場しますがニューボーンちゃんを超えてきませんでした。


もちろんお馴染みのゼノモーフ型が今回も登場するのですが、おそらくシリーズ史上最高に最恐、俊敏さと凶悪さを備えたまさに悪魔で戦慄を覚えます。


でも、それだけ。
感嘆するようなシーンは一つもない。
ヒロインも頑張ったけどやはりエレン・リプリーを超えられない。


や、超えられないと言うのは変ですね?
寧ろリプリーの先輩なのだから。
彼女とリプリーと関係性も気になる所ですね〜??


ヒロインが『ファンタビ』のキャサリン・ウォーターストンだったと最後に気付きました(^^;
痩せたハリセンボンの春菜みたいと思ってました、ゴメンなさいww


なのでなにより一番不可解で不気味、
ある意味エイリアンより凶悪な“あの”の存在に心惹かれる作品になってるんではないでしょうか〜


マイケル・ファスベンダー最高ですww
ムキムキなアンドロイド最高ですww


そしてシリーズ史上最高の胸糞展開に思わず唸りをあげたくなったのです。
それと『エイリアン』を彷彿とさせる描写が多いのは良かった!


エイリアン、
これで終わりじゃないですよね?
まだまだ謎だらけ、穴だらけ、突っ込む要素満載なので更なる続編に期待したいと思います( ^ω^ )
みーこ

みーこ