MAX048

エイリアン:コヴェナントのMAX048のレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.2
「プロメテウス」の完全な続編ですので、前作見てないと話がよくわかりませんね、これは。そして、エイリアンに繋がる話なのでなるほどねぇという終わり方。「プロメテウス」の20年後、「エイリアン」の20年前の話ということで、それらを繋ぐことになるのですが、若干説明があっさりしてたり、またコヴェナントのクルーの掘り下げもやや浅かったりで、その辺りに少し物足りなさを感じました。けれど、初作「エイリアン」に繋がる閉じられた空間での恐怖はさすがにテンポよく描かれてますよね。個人的にはダニエルズにリプリーほどの魅力が感じられなかったが残念。つうか、主役はデビッドになるんですね、キャストのテロップでは。
この先もシリーズは続くのかな。

他のユーザーの感想・評価

unknown

unknownの感想・評価

4.1
2017/09/19


最高のエイリアン体験をさせていただいた!

前作プロメテウスで不満だったエイリアン不足は嘘のように堪能しました。
やっぱりこうでないと!
エイリアンの造形が本当に最高だった。

これを映画館で観れるだけで正直満足なのですが、プロメテウスの正式な続編ということで前作のわからないところを補い、多少の理解を深めました。
俗に言うエイリアンという生物がどうやって生まれたのか、プロメテウスのラストで何故あのようなことが起きたのか、納得いきました。


今作のもう一つのテーマ、我々の起源とはなんなのかということ。
神が人間をつくり、人間がロボットをつくりというような関係があって、ではそこに上下の関係があるのか。
人間は神には及ばないのか、ロボットは人間には及ばないのか。
本作ではさらに関係が複雑になり、関係が逆転してしまう。

要は、恐ろしかったのです。


特にマイケルファスベンダーは流石としか言えません。
どっからどう見てもアンドロイドです。
目がロボットなんです。

キャサリンウォーターストンのヒロインも良かった!
シガニーヴィーバーのような超強い女性というわけではないのですが、泣きながらも戦う姿は最高です。

映画は引用とか多くて多分理解しきれていないのでしょうが、それは後で調べるにしても、取り敢えず普通に楽しめる映画ということは間違いないでしょう!
ワーグナーに乗りながら楽しめば良いのです。
前作「プロメテウス」で
オリジンである自作「エイリアン」からの謎を解き明かすと言いつつ、別のベクトルに物語を展開したリドリー・スコットであるが、
本作では、その軌道修正をきっちり成し遂げたのではないかという気が。

この技は、オリジンの製作陣が立て続けに亡くなってしまっている現在、
確実に両方の監督であるリドリーにしかなし得ないものだろう。

個人的には、リアルタイムで劇場鑑賞したエイリアンシリーズとしては
初だったので、とても満足度の高い一本であった。

この点は、賛否があるかもしれないが、
「エイリアン」という存在をしっかりと見せてくれるところが、
とてもよかった。
シリーズお馴染みの”ゼノモーフ”や新型”ネオモーフ”、
”フェイスハガー”の復活。といった具合に、ギーガーが生み出したあの造形をここまで堪能出来るのは、本作が初だろう。

正直、SFホラーとしては
「エイリアン」1作目で完成してしまったため、
造物主と被造物の物語に加え、大胆な露出で勝負してきたのではないのか。
(その点、今年公開されたSF「ライフ」は、その文脈を踏まえつつ、とても工夫がこなされていたが故に高評価。)

また、リプリーの正統派後継者としての、ダニエルズも相当よかった。
(個人的はさすがにリプリーには及ばなかったが。笑)

プロメテウスでの色々が、本作で多少スッキリ出来たため、
今後の展開について、改めて期待感を持つことが出来た。
(既にあと二本脚本が用意されており、それを持ってして、「エイリアン」に繋がるらいい。byリドリー)

しいていいえば、
前作であそこまで持ち上げた
エンジニアa.k.aスペースジョッキーが、
そういう扱いかい。
というのが、なんとも。まぁ、ここも今後に期待するしかない。
一作目に繋がることを考えると語ることを辞めるのは出来ないはず。。
くらげ

くらげの感想・評価

3.7
プロメテウスの記憶が曖昧なまま観てしまったので、見なおしてから行けばもっと楽しめただろうに…と後悔。
でも、総じて好きでした!!

クリーチャーが私の思うエイリアンに1番近くて感動笑

ラストは予想出来過ぎてアレでしたが…

ライフとパッセンジャーが頭を過ぎるシーンも多かったですが、グロさとエイリアンぽさはこっちが勝ります!

色んなことをぎゅってし過ぎた感じは否めませんが、シリーズとしてピースを少しずつはめていく感じがしたので良かったです。
こうじ

こうじの感想・評価

2.8
正直期待してたほどではなかった
プロメテウス見てない人は意味イマイチわからんと思う
kazu

kazuの感想・評価

3.3
創造(クリエイト)願望、そして銃器取扱注意

『プロメテウス』観てから観るのがオススメ
HAL2000

HAL2000の感想・評価

3.7
プロメテウスの続編でありながら、エイリアン1作目のリメイクですね。難解と言われていますが、全然そんなことはなく(深い意味は別にして)、わかりやすいと私は思います。そして、想像通りに閉めてくれたのも、結構気持ち良かったかも。ニュージーランドの景色、宇宙空間、エイリアン造形、宇宙船内がとても美しかった。
こじ

こじの感想・評価

4.0
最初の30分寝そうになったが、エイリアンが出てから眠気飛びました。

プロメテウス、エイリアンを見てから行くことオススメです。
山竜

山竜の感想・評価

5.0
今回「プロメテウス」見直して改めてあの蛇っぽいの好きだなと思ったけど、今作エイリアンの造形がみんな良かった。ただ一番可愛いのは「エイリアン4」のアイツ。ストーリーは続編どうすんだろ?って感じです。

このレビューはネタバレを含みます

プロメテウスの待ちに待った続編!
ということで私的にむっちゃ楽しみで観てきました。

エイリアンがどのようにしてエイリアンになったのか?というお話。

まぁ冒頭からそんな予感はしてましたが、想像の域を出ないオチでありました。。
残念。
残念としか言いようがない。
なぜ残念なのか。


目新しさが何もないー(^-^;

プロメテウスの続編というよりは、エイリアン1作目への回帰。
やっていることは全く一緒なのです。
これはもうリブートに等しい。

リドリーは全く同じ映画を撮った。
アプローチが未知の生命体から、アンドロイドの恐怖へと移り変わっただけ。

そのアプローチも、もう既に使い回されている。

エイリアンに求めているのは、アンドロイドが人類を絶滅させることじゃなくて、エイリアンが絶滅させることにあるんだけど、その手助けを人間の過ちじゃなくて、アンドロイドの創造にしてしまったことが、うーむ、分かるんだけど、うーむ。
頭を抱えてしまいました。

正直、エイリアンじゃなくても良かったんではないかと。

ただエイリアンの創造主であるリドリーが、これがエイリアンとして撮りたかったことだと言われたら、それは受け入れるしかない。

もし1作目を見てないなら、きっと純粋に楽しめただろう。

僕は人類社会の終わりに関するテーマがすごい好きで、そういう映画は片っ端から観てる。
一つの可能性として、アンドロイドが人類に取って代わるというのがあるとは思う。
ターミネーターで描かれたスカイネット。
今人類は知能を、仕事を、判断をコンピューターに託している。
きっと生死も託すことになるのかもしれない。

抗えない未来なのか。
自ら淘汰の道へ向かうのか。

古参の使い古された、想像の域を出ない未来を、僕は迎えたくないと思う。
72点。『プロメテウス』が大好きでワクワクして大笑いしたので期待してた。ドウシチャッタノ? リドリー・スコット…。

前作より10年後設定なのに、宇宙船やもろもろの技術もルックも、人間性の質も、話そのもののスケールも、後退しちゃってた。そこを『エイリアン』に繋げようとされても。

そもそも、このドタバタ話やるなら前作の後半より前におかないと。〈人類の強さが次のステップに向かった〉のじゃなかったっけ?

まあ、言いたい事は(ラストも含め)別に良いと思うんだけど、そこまでの話運び、演出、キャラクターの魅力、絵作り、全部雑すぎる。リドリーなのに、絵作りすら…。

エイリアン3くらいいきなりぶっ飛んでも良かったのに。
「エイリアン:コヴェナント」の感想・評価を全て見る

MAX048さんが書いた他の作品のレビュー

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

 うーん、どう感想を書けばいいのか。とにかく、10年間のMCUを綺麗にまとめてくれたなぁと。そして、やはりMCUのこの10年間はアイアンマンに始まり、アイアンマンに終わるということだったのかなとも思う>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.6

 DCヒーローのなかでも日本ではかなり知名度の低いほうですよね、このシャザム。とはいえ、歴史のあるキャラクターですし、結構強いですし。なんていう事前情報は全くなくても楽しめるのがこの作品。コメディ路線>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

 トランスフォーマーシリーズの始まりを描く作品です。なんというか、ETとかアイアンジャイアントとか、あるいは妖怪大戦争とか。そういう主人公と異物が出会って仲良くなって、騒動があって、最後に別れがあって>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

 「アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー」がああいう終わり方で、否が応でも「アベンジャーズ/エンドゲーム」への期待が高まるわけですが、そこへの布石としてまず「アントマン&ワスプ」で、その頃スコット>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.7

アカデミー賞長編アニメーション賞受賞!ということで、期待はMAXだったけど、うん、これは確かに良い作品。スパイダーマンというモチーフを使っているけれど、基本的に少年が自立する話。つうか、スパイダーマン>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.3

原作である「銃夢」は読んだことがなく、全くの白紙状態で鑑賞。劇場での予告などで、眼の大きいアリータの姿を見ると、何となく違和感を覚えていて、若干のネガティブ感を持って劇場に言った次第ではありましたが…>>続きを読む